2022年、ついに韓国の観光再開! 最初の楽しみはホテル選びから〜後編〜
◆Hotel The Designers Seoul Station
エグゼクティブスイート Bタイプ
お部屋は快適。ただ、お湯がなかなか溜まらない!
部屋の中にお風呂がドーン! お風呂というか、もはやプール?といった大きさが目をひく「Hotel The Designers Seoul Station(ホテル ザ デザイナーズ ソウル ステーション)」のエグゼクティブスイートBの部屋。お金持ちアジョッシが泊まりそうなムードに(※あくまで個人的見解)好奇心がむくむく湧き『なんだか面白そう♡』というだけで冒険してみることにしました。面白半分で泊る料金でもなかったけれど、3年ぶりの渡韓ということで今回は景気よくいくことに。
ホテルそのものは新しくてキレイ。ロビーもフロントもこじんまりしてて混み合うかと思いきや、レセプショニストの方がテキパキされていてチェックインはさくっと秒で終わりました。そしていざ部屋へ入ると、写真で見た通りのおっきいお風呂がお出迎え。インテリアはウッド壁で、部屋を仕切るパーテーションも木製格子で、どことなく漂う昭和のリッチな旅館感。謎に5名ほどが並べるカウンターもあり、そこから南山タワーを眺められるのですが、お友だちと二人での宿泊では完全にスペースを持て余してしまいました。
そして、肝心のお風呂です。これがもう、お湯が全然たまらないw テレビを観ながらえんえんと待ち続けましたが、1時間経っても膝ぐらいまでにしかならず、でももう眠さも限界で、足湯レベルのお湯に寝そべって浸かることにしました。さらに、お湯を溜めるのに時間がかかるぶん、同時に冷めていくのでアツアツで入ることもできず、楽しみにしていたお風呂時間は不本意な結果に。韓国時代劇で観る王様や、お金持ちアジョッシがビジネスの話をしながら入る優雅なバスタイム(どんな?)を思い描いていたのに。シャワーブースは別にあり、洗面台も広く、ベッドも快適で、部屋そのものは最高でした。
ただ一つ残念だったのが、備え付けのスリッパ。ビニール製のトイレスリッパのようで、それが妙にビジネスホテル感を醸し出し、せっかくのラグジュアリー気分が薄れてしまいました。もちろんSDGsの観点からいえば素晴らしいのですが、個人的にはバスローブと共に用意されるスリッパは、ペラペラで薄くても白いパイル地やコットンのものが嬉しいです。
そして、チェックアウト時に決定的な出来事が。次のホテルまでタクシーで向かいたかったのですが、タクシーを呼んでもらえなかったのです。正確には「空港までの利用じゃないと配車できない」ということだったんですが、台風の中、10日間ぶんの荷物を詰めた大きなスーツケースを引いて、電車+徒歩の移動はとても大変でした。あくまでもレセプショニストの女性は丁寧でしたし、単純にホテル側の決まりなので仕方ないんですが、最近ソウルで流しのタクシーを捕まえることは難しいし、タクシーアプリもSIMなどで韓国の電話番号を入手していないと登録できないので、旅行者にはなかなか厳しかったです。
◆UH Suite The Myeongdong
[Main]ダブル ティンバー スパ
癒やしの空間。ただし、お風呂は22時までに
お湯を抜き終わるように!
こちらも客室内のスパ浴槽にひかれて選んだ「UH Suite The Myeongdong(UH スイート ザ ミョンドン)」。明洞の端にあって、窓からの眺望を期待しなければ最高の立地です。1Fレセプションもまさに高級スパさながらの“ネイチャー”を意識した内装で、癒し系の音と香りもリラクゼーション効果を高めてくれます。客室内も窓際に大きな浴槽、そしてその横には韓国茶セットと薬果が置かれた“茶の間”があり、ホテルというよりは癒しのサロン空間。まさに女子旅にうってつけです。
…なのですが、こちらも実際に泊まってみてお風呂に関しての盲点が発覚。周辺への騒音配慮から、22時までに浴槽のお湯を完全に抜き終えなければいけない、とチェックイン時に告げられ、夜の予定を早めることに。こちらもお風呂が大きいため、まずお湯を溜めるのに1時間近く、そして抜くのに20分ほど要するため、お湯に浸かる時間も入れて逆算したところ20時にはお湯を入れ始めないといけない、そんな流れになりました。わたし一人だったので、そこまできっちりスケジューリングしなくてもよかったのですが、なんとなく気持ち的に慌ただしくなり、ゆっくり満喫するはずのお風呂に逆に時間を支配されてしまいましたw まさに本末転倒ですね。こちらもシャワーブースは別にあり、洗面台もおしゃれでよかったのですが、リビングの布製ソファに数箇所シミがあり、消毒はされているはずですが少し気になってしまいました。そして部屋のインテリアが真っ白だったことも、私には落ち着きませんでした。でも、これは完全に好みの問題ですが。
番外編の2部屋はどちらもちょっと値段がはるので、アメニティの充実度やホスピタリティの観点から「コスパがいい」とは言えなかった、それが一番の感想です。要するにもう少し安ければ問題なしですが、個人的にリピはないかな〜、と番外編とさせていただきました。ただ、いずれにしても実際泊まってみないと分からないことではあったので、今回確認できてよかったし、十分に楽しませていただきました♡
この2つのホテルは他の主要エリアにもいくつかあり、実際口コミ人気も高いので、今後そちらをトライすることはありそうです。番外編扱いにしたのは、あくまでもこの2室に限ります。人それぞれホテルに求めるポイントは違うので、一概にいい悪いは言えません。今回はあくまでも杉山視点によるホテルレポですが、今回の記事が参考になれば幸いです^ ^ このコロナ禍に新しいホテルが続々と増え、泊まってみたいところがまだまだたくさん。みなさまも韓国への想いを馳せながら「ホテル選び」楽しんでください♡