少ない材料でさくっと作れる、上品な混ぜ寿司をマスターしておくと、普段のごはんはもちろん、おもてなし料理としても重宝しますよ。今回は、菜の花のほろ苦さとしらす干しの旨みがよく合う、春を感じるメニューをご紹介。ぜひお試しください。
今月の1品は
「菜の花としらすの混ぜ寿司」
「必ず炊きたてのごはんに寿司酢を混ぜ合わせ、味をしっかり含ませて!」大庭英子先生
材料(4人分)
米......2合
菜の花......1束(約150g)
しらす干し......40g
塩......小さじ1/2
白いりごま......大さじ2
A
酢......60ml
砂糖......大さじ1
塩......小さじ2/3
①酢飯を作る
米は洗ってざるに上げ、30分ほどおいて水気をきる。炊飯器に入れて水を2合の目盛りまで注ぎ、普通に炊く。小さめのボウルにAを入れ、よく溶き混ぜる。飯台を水でさっとぬらし、水気をふく。炊き上がったごはんを飯台に取り出し、Aをしゃもじを伝わせながら回しかける。しゃもじでごはんを切るようにして手早く混ぜ、うちわであおぎながら広げ、粗熱を取る。布巾を水でぬらしてかたくしぼり、酢飯にかける。★寿司酢はしゃもじを伝わせながら加えると、全体にまんべんなくかけられる。
②菜の花をゆでる
菜の花は根元のかたい部分を切り落とし、茎と大きい葉に分ける。鍋に湯をたっぷり沸かし、塩、菜の花の茎を入れて1分ほどゆで、冷水に取って冷ます。同じ湯に菜の花の葉を入れて30秒ほどゆで、冷水に取って冷ます。菜の花の水気をしっかり絞って6~8mm幅に切り、再度水気をしっかり絞る。★菜の花は茎と葉で火の通り具合が違うので、別々にゆでると◎。水気をしっかり絞ることで、酢飯がベチャッとしない。
③酢飯と具材を混ぜる
ペーパータオルに白ごまをのせ、軽く刻む。①に②、しらす干 し、白ごまを加え、混ぜ合わせる。★白ごまは軽く刻み、香りを引き立たせて! 混ぜ過ぎると酢飯の米粒が潰れてしまうので、切るように具材とさっと混ぜることが大事。
素材ひとつの副菜は
「あおさのすまし汁」
手軽に作れて、さっぱりした酢飯とよく合う! シンプルな味で、あおさの豊かな香りを楽しんで。
材料(2人分)
あおさのり(乾燥)......6g
だし汁......1と2/3カップ
A
酒......大さじ1/2
塩......小さじ1/5
作り方
① 鍋にだし汁を入れて中火で熱し、煮立ったらAを加える。
② ❶にあおさを加え、ひと煮立ちさせる。