LIFESTYLE

木津明子のこども食堂日記vol.16「大事なスタッフたちを紹介します その2」

こども食堂メイン
急に暖かくなり、気分はすっかり春ですね。今日はまず、食堂で販売をしているお菓子のお話から。去年の夏ごろ、こども食堂の資金集めのために何か販売できるものがないかなと考えていたところ、オトナミューズ編集のななちゃん(編集K)が「あっこちゃん、ドーナツはどう?」と旅行先の佐渡で食べたという美味しいドーナツの話をしてくれました。小さな古民家の勝手口で作っていたという、揚げたてのドーナツの話を聞いてなんだかこども食堂で揚げたてのドーナツ食べれたら嬉しいな!! と思い、早速どんな材料で作ろうかとスタッフに相談しました。 お料理上手の真理子(ライフスタイリストの中里真理子さん)が「豆腐を使うと栄養価が高くて、朝ごはんにもいいよね」とアドバイスをくれ、そこから娘あこ(12歳)と毎日ドーナツの試作品をたくさん作りました。撮影現場にも持って行って、アドバイスをもらいながら今の【にじいろドーナツ】が完成しました。材料には、米粉、豆腐、アーモンドプードル、てんさい糖、ベーキングパウダー、塩を使用していて、米油で揚げています。米粉の効果か中はもっちりしっとりとして、外側はカリッとした食感に。昼食と夕食の間の時間帯に、ホットコーヒーと共に販売を始めています。こどもたちにも大人の皆さんにもとっても好評いただいています!! お立ち寄りの際は、ぜひ召し上がってくださいね♡ そしてレギュラースタッフの紹介2回目の今回は、レインボーの頼れる精神的支柱・枝比呂子の登場です!
どーなつ

レインボー特製ドーナツは、開催日のおやつタイムごろに登場します!

木津明子のこども食堂日記vol.15はこちら
レインボー3人娘

表参道COEL café(モデルのヨンアさんが運営)にて、通称レインボーレディース💓 左から:中根瑞江(通称 みずえ)、木津、枝比呂子(通称 ひろこ)。

ひろことだいき

ひろこと息子の太飛(息子)くん。

ひろこはいつも朝の仕込みの時間帯に来てくれています。まっすぐでストイックな性格で、心身共にとっても健康的な先輩です。私がまだスタイリストアシスタントだった時代から可愛がってもらっていて、後先考えず突っ走りがちな私に、いつも的確なアドバイスをくれる大切な存在です。 ━━ ひろこは普段どんな仕事をしていますか? ひろこさん(以下H) レインボーガールの枝比呂子です(笑)。ファッション、ジュエリー、アウトドア、着物など、自分の琴線に触れる物やこと、人などのPRをしながら、着付師として着物のお仕事もしてます。最近、成人式の振袖の着付けをさせて頂いたのですが、自身も親になったことで、親心が分かり、とても感慨深いものがありました。PRも着付けも日々楽しみを見いだしながらお仕事してます。 ━━ ひろこの家族はどんな人たちですか? H 旦那さんは美容師。大樹のようにいつも安定していて穏やかな人で、私のやりたい放題をサポートしてくれてます。悩んだりした時はまず旦那さんに相談するくらい、本当に頼りになる縁の下の力持ち。足を向けて寝れませぬ。そして、体を動かすことが大好きで、お菓子より白飯が好きな7歳の息子、太飛(たび)。最近は走るのも早くなって、追いかけるのが大変! 25キロある体は抱っこもできなくなってきてしまい、成長が嬉しくも寂しいなぁと感じてます。 ━━ ひろこはこども食堂のほかにも【+IPPO PROJECT】に参加しているけれど、それはどんな活動? H +IPPO PROJECT(プラスイッポプロジェクト)は、こども食堂にも手伝いに来てくれている、スタイリストの井伊百合子さんと、編集者の渡部かおりさんの3人で運営しているプロジェクトで、児童養護施設を巣立った人たちのその後を支えるアフターケア相談所「ゆずりは」への寄付を通して、ファッションの持つポジティブな力を社会問題につなげる活動です。具体的には、不要になったけれど、まだ使えるお洋服や小物などを集めてバザーで販売し、その売り上げを「ゆずりは」に寄付するという新しい循環を作りました。バザーは年に2、3回定期的に開催し、寄付したお金は「ゆずりは」の活動に使用されています。
山歩き

ひろこの趣味でもあり仕事でもある登山。これは、妙高山を縦走した時。

枝さん家族写真

毎年友人のフォトグラファーに家族写真を撮ってもらって、息子くんの成長記録としても残しているそう。

━━ ひろこもこども食堂の初日から手伝いに来てくれているけれど (※みずえも私もひろこが来てくれるから大丈夫。と甘えている)、当時、どんな気持ちでこども食堂に来てくれたか教えてください。 H +IPPO PROJECTの活動の中で、貧困や虐待、ネグレクトなどなど、全ての社会問題は繋がっているんだということを「ゆずりは」のスタッフの方々の活動やお話しを聞いて知り、支援金を集める以外に私にも何かできることはないか、と思っていました。あっこ(木津明子)からこども食堂をやる! と聞いて、私でもなにかできることがあるならぜひお手伝いしたい!という思いから参加しました。あとは、親愛なるあっこが食堂をやりたいと、言うんだから、もちろん私も手伝うに決まってるぜ! という気持ちが大きかったです! ━━ こども食堂は毎回(愉快な?)トラブルがありますが、今までで一番困ったことはなんですか?? H 最近ですが、準備中にブレーカーが飛んで炊飯器のスイッチも途中で切れてしまい、オープン時間にごはんが炊けなかったことがありました! 30人分、いや多分それ以上あったと思うけれど、急遽買ってきたレンジで温めるタイプのごはんをフライパン湯煎で温めて続けて食事をやっと提供したことでしょうか……。レンジがあれば2、3分ですぐなんですが、レンジ設備はないので。湯煎だと15分かかる上に、フライパンにはごはんパック2個くらいしか入らないし、フライパン2個をフル回転させ提供したのですが、ちょうどクリスマスのスペシャルメニューだったのもあり、たくさんのお客さまをお待たせしてしまって……、本当にてんてこ舞いでした。お陰で、レトルトのごはんが湯煎でちゃんと食べられるようになったかを目視判断できるくらいのレベルになりました(笑)。
井伊さんと枝さん

着物のブランド【THE YARD】の展示会にてひろこ(左)とスタイリストの井伊百合子さん

━━ これから【こども食堂レインボー】をどんな場所に、そしてどんなことをしていきたいですか? H 親子、子どもだけでなく、一人暮らしなどの高齢者の方々にも利用してもらえたらと思います。今はメニューが1種類だけれど、高齢者の方々にも食べやすいメニューも増やして選べるようにできたら最高だな、と思ってます。あとは、定期的な参加型のワークショップなどもできるようになると、今とはまた違った地域のコミュニティづくりにもなるのではないかな、と考えてます。 ━━ ひろこの将来の夢を教えてください! H 特に将来こうありたいと思って生きてないのです。今、どうしたいか! で動くタイプ。答えになってなくてごめんなさい!(笑)

PROFILE
枝比呂子_さまざまなファッションブランドに携わるフリーランスPR。

text:AKIKO KIZU

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