歴史ある校舎がラグジュアリーホテルへ。「ザ・ホテル青龍 京都清水」に泊まるべき5つの理由
【理由1】
「記憶を刻み、未来へつなぐ」がコンセプトの、唯一無二なヘリテージホテル
上が当時の清水小学校、下がザ・ホテル青龍 京都清水。窓枠、スパニッシュ瓦葺きの屋根、屋根を支える木製の腕木、外壁のタイル(大半はもともと使われていたものを洗浄して元に戻す)など、外観意匠の多くが当時のまま。残せる樹木も大切に育てています。現在はモニュメントが立つこの中央階段、小学校だった当時は入学式や卒業式の集合写真が撮影されていたそう。
ホテル内も外観同様、元清水小学校の意匠をしっかり残しています。階段部分はその面影を強く感じられる場所。木製の手すりには当時の小学生がいたずらして掘った文字などもそのまま残されていて、思わず指でなぞってみたり。
廊下もおしゃれ! 階によって光の入り方や天井部分など少しずつムードが変わるので、滞在中に散策してみて。
こちらは元音楽室。天井の優美なアーチの装飾は当時のままなんだそう。
【理由2】
築90年の趣や伝統の意匠をいかしつつ、現代の快適性を追求した客室
私が宿泊したスーペリアキングは、間取り45.2㎡。当時の窓枠を活かしたクラシカルな窓や梁を残した内装で、品のあるモダニティが素敵。価格は1泊1名様¥59,775~(1室2名利用時。朝食付き、客室内冷蔵庫・ミニバー無料、サービス料、消費税込み)。
室内の冷蔵庫にある缶ビールやクラフトチューハイ、コーラやジュース等はもちろん、ミニバーのウィスキーも無料。夜中にお部屋で一杯飲みたいときに最高!
このホテルの素晴らしいところは、全部屋にゆったり浸かれるバスタブがあること! アメニティのバスソルトもとってもいい香り。1日の疲れを癒して。
プライベートバスは全3室。元講堂だった場所に作られたので、天井が高くで広々とした空間が魅力。完全予約制で1室¥6,000(90分)※1室4名まで利用可能。営業時間は7:00A.M.~10:00P.M.
【理由3】
別棟にビストロ「ブノワ 京都」、屋上に「K36 The Bar & Rooftop」
外出しなくても京都で人気の食スポットへ行ける快適さ!
パリで100年以上続く老舗ビストロ「ブノワ 京都」。店内から法観寺「八坂の塔」が望めます。ホテルと提携したディナー付き宿泊プランもあるのでチェックを。
ブノワ自慢のパテ・アン・クルート(右下)や、カスレ(左上)のほか、旬の食材を取り入れた料理、ソムリエと相談してワインを楽しんで。人気のデザートもお忘れなく!
ホテルの屋上にある「K36 The Bar & Rooftop」。オープンエアーなルーフトップバーでは、眼下に法観寺「八坂の塔」を見据え、京都市内を一望できる素晴らしい眺めが大人気。「K36 The Bar」または「K36 Rooftop」の席を確約できる宿泊プランもオススメ。
室内の「K36 The Bar」は落ち着いた大人の空間。バトラーは京都を代表する伝説の名バーテンダー西田稔氏。ここはクラシックなカクテルが楽しめるメニューなのも嬉しい。
西田氏監修、K36 にちなんだ3種類のジンを配合した名物のK36ジントニック(¥1,650)は、「K36 Rooftop」と「K36 The Bar」で提供の仕方が違い、味わいも異なるんだとか。私は左の「K36 Rooftop」版しか飲む機会がありませんでしたが、ぜひ両方楽しんでみて。
【理由4】
徒歩圏内にある世界遺産・清水寺、観光に最高の立地!
朝、8時少し前くらいの法観寺近辺。こんな人気のない参道、見たことない! 人混みでは味わえない、清々しい気分でホテルの周囲を散策できます。
【理由5】
健康を意識し、医師監修の食材を取り入れたWell-beingな朝食
Well-being Breakfastはスターターから始まり、数種類あるメイン料理の中から好きなものをひとつ選ぶスタイル。バイキングではなく着席スタイルなので、ゆったり優雅なときを過ごせます。
元講堂を改装したレストランは、図書室をイメージ。本棚にはいろいろなジャンルの本や漫画、絵本が。もちろん読めます。
メイン料理はシェフオリジナルの卵料理をはじめ、こんなバリエーション豊かなラインナップ。どれも美味しそうで、本当に悩みます。今回は、しば漬け入りリゾット(写真左列中段)をチョイス。他にもそば粉のガレットや、米粉のパンケーキ、京の和朝食膳など気になるメニューがたくさん!
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