お酒も進む♡料理研究家・今井亮さんの「なす入りバルサミコ酢豚」と「中華風ワカモレ」のレシピ
専門的な道具や食材は不要。いつものスーパーで手に入るごま油、オイスターソース、黒酢、メンマなどを使って、お家で気軽に楽しめる、イマドキ中華をご紹介。いつもとはひと味違った炒め物や和え物は、クセになるおいしさ! 簡単に作れるのも魅力ですよ。
MENU1
『なす入りバルサミコ酢豚』
フルーティなバルサミコ酢には米酢のキリッとした酸味を足すと美味。甘酢あんがジューシーな豚肉となすにからみ、後を引くおいしさへ。
(材料)2人分
豚肩ロース厚切り肉(とんかつ用)……2枚(約250g)
なす……1本
塩……小さじ1/3
片栗粉……大さじ3
サラダ油……大さじ4
A
バルサミコ酢……大さじ3
砂糖、水……各大さじ2
しょうゆ……大さじ1と1/2
米酢……大さじ1
片栗粉……小さじ2
ごま油……小さじ1
(作り方)
① 豚肉は両面全体に1cm間隔で浅く切り込みを入れ、ひと口大に切る。塩をもみ込み、片栗粉をまぶす。
② なすはへたを除いて、ピーラーで皮をしま目にむき、厚さ1.5cmの半月切りにする。Aは混ぜ合わせる。
③ フライパンにサラダ油を中火で熱する。❶を入れてときどき転がしながら、表面がカリッとするまで3分ほど揚げ焼きにする。なすを加えてときどき転がしながら、こんがりと色づいてしんなりとするまで2分ほど揚げる。豚肉、なすを一度取り出す。
④ ❸のフライパンの油をペーパータオルで拭き取り、Aを加えて中火で熱する。混ぜながらとろみをつけて煮立ったら、豚肉、なすを戻し入れてよくからめる。
下ごしらえで豚肉は全体に浅く切り込みを入れ、なすは皮をしま目にむくことが大事。火が通りやすくなり、少ない油でさっと揚げ焼きにできる。
MENU2
『中華風ワカモレ』
メキシコ料理の“ワカモレ”を中華に欠かせないホワジャオごま油と花椒でアレンジ! カリカリに焼いたバゲットにのせれば、お酒も進む一品に。
(材料)2人分
アボカド……1個
トマト……1/2個
玉ねぎ……1/4個
パクチー……2株
花椒粉……適量
バゲット……適量
A
にんにくのすりおろし……1/2かけ分
レモンの絞り汁……大さじ1
ごま油……小さじ2
塩……小さじ1/2
(作り方)
① アボカドは縦半分に切って種と皮を除き、ボウルに入れてフォークで粗くつぶす。
② トマトはへたを取って1cm角に切る。玉ねぎ、パクチーはみじん切りにする。
③ ❶にAを加えて混ぜ、さらに❷を加えて混ぜ合わせる。器に盛り、花椒粉をふる。バゲットは薄く切り、トースターでこんがりと色づくまで焼いて添える。
もっと見たい! 今井亮さんのイマドキ中華レシピ
レシピを教えてくれたのは…今井 亮さん
京都の老舗中華料理店で修業後、料理研究家へ転身。おいしく、作りやすい家庭料理の提案が人気を集める。『季節で味わう、家庭で楽しむ。旬中華』(グラフィック社刊)など、著書も多数。
cooking:RYO IMAI / photograph:KEIICHIRO MURAGUCHI / styling:MARIKO NAKAZATO / text:HIROKO NAKADA
otona MUSE 2023年 7月号より