木津明子のこども食堂日記vol.20「おはなし会開催しました」
食堂を始めてから、たくさんの方に興味を持っていただき、「子ども食堂ってどんなところなの?」「どんな風に活動しているの?」などの質問がくるようになりました。そこで、子ども食堂をやってみたいけれど何から手をつけたらいいかわからない方や子ども食堂の活動に興味がある方たち向けに、子どもたちの未来のためにできることなどをお話できたらいいなと思い、6月24日に【こども食堂レインボーおはなし会】を初開催しました。
初めてのおはなし会に私たち3人は実はガチガチに緊張していましたが、参加いただいた皆さんのおだやかな雰囲気に助けられ、リラックスしたムードで自己紹介からスタート。
この日お話した内容は
①【こども食堂レインボー】を始めたきっかけ
②食堂開設のためにした具体的内容
③一般社団法人として法人化するに至った理由
④持続可能にするための運営方法
⑤【こども食堂レインボー】の特徴であるキッズスタッフについて
⑥食堂開催時の運営について
⑦開始から2年たった今思っている事、今後の課題
この7項目です。あらかじめ原稿を用意して、皆さんからの質問にも対応できるように準備していきました。
私たち自身、活動を続けながら何度も何度もつまずいて、修正をしながら今やっと見えてきた【こども食堂レインボー】の現在の形。ここまでの過程について、細かく説明できたかなと思っています。
今回参加してくださった皆さんは、これから子ども食堂を始める方、おじいさんおばあさんと子どもたちのコミュニケーションの場を作りたい方。さらに、福島で自然に触れ合いながら世代をこえて集まることができる場所を始めたいと考えている方、現在は老人の介護職についている20代の方など、私たちが想像していた以上に幅広かったです。多くの皆さんに集まっていただいて、ざっくばらんにお話できて、本当に感謝しています。
今回の【おはなし会】に向けて話す内容を考えている間、この2年にどんな事が起きたか、何をどう修正していったのかを振り返るいい機会にもなりました。
おはなし会の後、メールで感想を送ってくださった参加者の方、ありがとうございます。少しご紹介しますね。「何事も資金がなくてはスタートできないと思い悩んでいましたが、お話に勇気をいただき、一歩が踏み出せそうです」「微々たる私の力でも、何か役立つことができるのではないかと、前向きな気持ちになりました」「地元で悶々(もんもん)とする日々でしたが、ドキドキワクワクするお話を聞くことができ、周囲で仲間を見つけて旗揚げする決心がつきました」など、こちらが逆にパワーをもらうような熱いメッセージばかりでした。やっぱりシンプルにみんな(子どもも大人も)を笑顔にして、笑顔の連鎖で世界中をハッピーにするために頑張るぞっ! と思いました。
まだまだ勉強中のチーム【こども食堂レインボー】ですが、今回のようなおはなし会を今後もまたできたらいいなと思っています。
text_AKIKO KIZU