「まとまり過ぎていない違和感のある空間が好き」照明がアクセントになった、インテリアスタイリスト・守 真史のDIYホーム
大好評だった部屋取材第一弾から早2年。今回もミューズ界隈のとびきりのおしゃれハウスを発掘してきましたよ! 十人十色の個性溢れる部屋模様。インテリアの参考に隅々までチェックしてくださいね。三人目はインテリアスタイリスト・守 真史さんのご自宅を拝見!
Living
デザイナーズをアクセントに
自分たちで作り上げる家
Entrance
設計士である奥様と「いつか家を作りたいよね」と話していたという守さん。都内でリノベーションすることを前提にマンションを探していたときに出会ったのが、今住んでいるヴィンテージマンション。
「決め手はなんといってもテラスからの眺望。天気がいい日は富士山も見えるんです。さらに家作りをしたい僕たちからしたら、スケルトン物件は願ったりかなったりで。すべてがぴたりとはまった感じがして、家探し一軒目にして即決してしまいました(笑)」。
Dining
リビングダイニングと同じほどの広さがあるテラスには、オージープラントが並び、どこか南国のような空気感も漂う。家の中でアクセントになっている照明は「アートに近い」という。国内外のデザイナーがデザインした照明は、たしかに印象的なものが多く、彼がこだわる「まとまり過ぎない違和感」を演出している。
Bed Room
Work Space
家具は買うこともあるけれど、自分でデザインして発注することもあるそう。「ダイニングテーブルやキッチンも発注して作りました。自分で作れそうなものはDIYしたりもします。妻と一緒に次はこうしたいよねって話しながら、家のことを考えているときが楽しいんです」と終始にこやかに話す守さん。インテリアを仕事にしている二人にとって、家はある意味実験場。次のプランも決まっているそうで、今から楽しみだ。
My Idea!
遊び心がアイデアに繋がる世界中のものをディスプレイ
次回は、フォトグラファー・須藤敬一さんの自宅をご紹介します。お楽しみに!
photograph:HISASHI OGAWA / text:MIHOKO SAITO / illustration:MIO YOSHIDA
otona MUSE 2023年8月号より