「友人が気持ちよく過ごせる空間を」おもてなしの神、ヘアアーティスト・shucoの新居に訪問！
大好評だった部屋取材第一弾から早2年。今回もミューズ界隈のとびきりのおしゃれハウスを発掘してきましたよ！ 十人十色の個性溢れる部屋模様。インテリアの参考に隅々までチェックしてくださいね。一人目はヘアアーティスト・shucoさんのご自宅を拝見！
Dining
心地よい空間に人が集まるヴィンテージマンション
バルコニーからの光がたっぷりと注がれる、開放感のあるダイニングスペース。訪れたゲストが必ずと言っていいほど帰りたくなくなる心地よい空間。
おもてなしの神shucoさん。取材に伺った際も、両口屋是清の「ささらがた」とお茶を用意してくださいました♡ ポットとグラスはマリアージュ フレールのもの。
大阪にあるWANT ANTIQUE LIFE STOREというショップで見つけたサイドテーブル。キャンドルやインセンスなどの香りものや、ブロッキスのライトをセンスよく配置。
前回披露してくれたご自宅から、ちょうど一年前に現在の住まいにお引っ越し。都心の人気エリアにもかかわらず、リビングにある大きな窓から見えるヌケ感のある景色に心奪われ即決したそう。
「家は自分にとっても安心できる場所ですが、友だちを家に呼んで食事を楽しむことも多いので、みんなが気持ちよく過ごせる空間を意識しています。例えば間接照明で光の加減を調整するとか、キャンドルやインセンスで心地のよい香りを焚いてみたり」というｓｈｕｃｏさんのご自宅は、たしかに玄関を開けた瞬間、ふわっといい香りが。
Living
リビングにはレザーソファのほか、フィンランドの建築家アルヴァ・アアルトのアームチェアが。「彼が建築した家がすごく可愛くて、せめて家具だけでも取り入れたいなと、パリから帰国後すぐに購入」
寝室からリビングへと続く廊下がお気に入り。「朝起きて寝室のドアを開くと、パアッと気持ちのいい光が入ってきて、今日も一日頑張ろう！ とポジティブな気持ちになるんです」
Work Space
ヘアワークに加えて、自身がプロデュースするヘアアクセサリーブランド「トレス」に関することやYouTubeのことなど、デスクワークも増えてきたそう。そんなワークスペースを彩るのは、ヴィンテージショップで購入したデスクと、ピエール・ジャンヌレのチェア。
公私共に海外を飛び回っているだけあり、国内外のヴィンテージデザイナーズ家具を中心に、あらゆるテイストのインテリアがセンスよく並ぶ。
「よく行く家具屋さんもないし、テイストにこだわっているわけでもなく、いろいろミックスされた感じが好きなんです。モデルルームのような部屋も素敵だなと思うんですが、ひとつひとつに思い出や味があると、自分だから作れた個性のある空間って感じがして、それが心地よさにつながるのかもしれません」
そんな話をしつつ、ｓｈｕｃｏさんがキッチンへ行ったかと思うと、お茶やコーヒーと一緒にお菓子を持ってきて、さり気なく「どうぞ」。そのカップや器にも、料理が好きだという彼女のセンスが光る。心地よい空間におもてなし、ここはまさに「人を呼ぶ家」。
My Idea!
細々としたものはあえて見せることでおしゃれに収納
廊下にある棚には、化粧品やフレグランスなどの香りもの、クリスマスの飾りなどをイン。
キッチンにある木べらなどを立てているカップは、ロエベのキャンドルが入っていたもの。
備え付けの棚に並べられた、世界各国から買い集めたグラスたち。
1LDKの間取り図
shuco／ヘアアーティスト。本誌はもちろん多方面で活躍中。ヘアアクセサリーの制作も手がけ、どれも高い人気を誇る。インスタライブも好評。ミューズのヘアの守護神的存在。
次回は、Ameri VINTAGE CEO・黒石奈央子さんの自宅をご紹介します。お楽しみに！
photograph:HISASHI OGAWA / text:MIHOKO SAITO / illustration:MIO YOSHIDA
otona MUSE 2023年8月号より
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