LIFESTYLE

東京⇒青森へ移住。八甲田山の絶景を望むフリーランスディレクター・瀬尾江里奈の一軒家が素敵

「自然溢れる静かな環境を求めて」絶景を望む青森に移住した、フリーランスディレクター・瀬尾江里奈の一軒家を拝見

リモートワークの普及で働き方や働く場所がフレキシブルになった昨今、東京を離れて地方に移住する人も。それぞれの土地で新たな生活をしている人たちの暮らしについて取材しました。四人目は青森に移住した、フリーランスディレクター・瀬尾江里奈さん。

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Kitchen & Dining
自由な発想で作られた
唯一無二のおしゃれLDK

「自然溢れる静かな環境を求めて」絶景を望む青森に移住した、フリーランスディレクター・瀬尾江里奈の一軒家を拝見

料理やお菓子作りが好きな瀬尾さんがこだわったのは、大理石を使用したキッチンカウンター。特別オーダーしたという左右に長い調理台と合わせ、充実のキッチンスペースに。

瀬尾江里奈、自宅、インテリア、家具、キッチン、食器棚、収納

ひと際目を引く大きな食器棚。料理好きの瀬尾さん、ワイン&コーヒー好きのご主人が選んだ器やグラスが並ぶ。カウンター上のランプは青森のブナコというブランドのもの。

瀬尾江里奈、自宅、インテリア、家具、ダイニング、キッチン

家は丘の先端に位置しているため、視界を遮るものが何もなく、眼下には田園風景、その先には八甲田山がくっきりと見える。日当たりのよいダイニングの窓際には、ご主人の趣味だという観葉植物が所狭しと並ぶ。

瀬尾江里奈、自宅、外観

家を建てる際、元々生えていた白樺の木や紅葉は残してもらったそう。

青森市の中心地からやや離れた小高い丘の上にある瀬尾さん宅。ダイニングにある大きな窓からは、美しい田園と八甲田山の絶景が広がる。掘りごたつのようなリビングソファの向こうには開放的なキッチンとダイニングを見渡せるユニークな造りが印象的。


「設計や間取りの常識はひとまず無視して、夫と私、自分たちがやりたいようにデザインを起こしました。特に重要視したのはキッチン。広くて使いやすいことはもちろん、できるだけリビングに背中を向けながら家事をしなくていいように中心に大きなカウンターテーブルを設けました。南側にあるダイニングの窓に加え、調理スペースや天井付近にも窓を作り、とにかく明るい空間に。夏は鮮やかな新緑、秋は燃えるような紅葉、冬は一面真っ白の雪景色を眺めながら家事ができるお気に入りの場所です。


それから我が家の大きな特徴としては、設計の段階から家具を備え付けにしていること。食器棚やダイニングテーブル、リビングの壁面収納やソファなど、部屋の一部として家具を作ることで統一感を持たせました。部屋全体がスッキリして見えるだけでなく、地震の際に倒れてこないので安心です。また、全館空調を取り入れているので、年中室内を快適な温度と湿度に保て、結露も起きません。ソファ前に設置した薪を使わないエコスマートファイヤーの暖炉も含め、東北の厳しい冬もポカポカと快適に過ごせています」

Living

瀬尾江里奈、自宅、インテリア、家具、リビング

コの字形ソファはオーダーメイド。床や壁のモルタルとなじむカラーは部屋が広く見える効果も。クッションやブランケットは瀬尾さんが担うブランド、ジェームス・パースのもの。

瀬尾江里奈、自宅、インテリア、家具、リビング、暖炉、ディスプレイ

モダンな暖炉の脇にあるのは備え付けの飾り棚。無機質なモルタルの質感と有機的なウッドの温もりある質感がグッドバランス。家中に飾られた写真集やアートはファッション業界で働くご夫婦ならではのセンスが光る。

Bedroom

瀬尾江里奈、自宅、インテリア、家具、ベッドルーム、寝室

高級ホテルのごとくベッドルームからも八甲田山が望める。枕元の窓は、リビングにある暖炉上の窓の背面に当たる。ユニークな間取りはデザインから自分たちで手がけているお家ならでは。

Work Room

瀬尾江里奈、自宅、インテリア、家具、ワークスペース

ワークスペースのデスクはご夫婦で仲よく横並びのレイアウト。ここのみならず、気分転換でリビングやベッドルームで仕事をすることも。ゆくゆくは子ども部屋にする予定で作ったお部屋なのだとか。

Guest Room

瀬尾江里奈、自宅、インテリア、家具、ゲストルーム

2ベッドを備えたゲストルームは、ブラウンを基調としたシックな雰囲気。東京から友人が遊びに来ることもあるそう。

ところで気になるのが、神戸出身の瀬尾さんと東京出身のご主人、東京で出会った2人がなぜ青森に?
「2人ともスノボが好きで、東京に住んでいるときから長野や新潟、青森によく行ってたんです。それで北海道など雪国を中心に土地を探していたところ、八甲田の雪山に惚れた夫がグーグルアースで見つけたのがココ(笑)。当時廃屋があったこの土地の持ち主をなんとか探し出して購入に至りました。山の麓だと近過ぎて山が見えないのですが、ここは山から少し距離があり、八甲田山が望めるベストロケーション。空港まで車ですぐなので羽田まであっという間だし、2週間に一度程東京に行きますが、それも全く苦になりません。冬になると数メートルの雪が積もるので苦労もありますが、かつてリラックスをするために自然を求めて旅行していた私たちにとっては、この自然溢れる静かな環境でゆっくりと料理をしたり、ワインを飲んだり、息子と散歩したりする何でもない毎日が、贅沢そのものなんです」

瀬尾江里奈、自宅、間取り

3LDKの間取り図

瀬尾江里奈/海外ブランドのディレクターを経験後、移住を機にフリーランスに。趣味は料理とスノーボード、読書。1歳の男のコのママ。

photograph:TOMOKATSU NORO[TRIVAL] / illustration:MIO YOSHIDA

otona MUSE 2023年8月号より

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