ヴィンテージハウスに動物モチーフの雑貨がズラリ。モノが多くてもおしゃれなインテリアとは【フォトグラファー須藤敬一さんのお宅】

まさにセンスの塊、フォトグラファー須藤敬一さんのご自宅。ご家族と4人で住まうヴィンテージハウスは、モノがこんなにあふれているのに、まとまった印象です。こんな空間作りができるのは一貫したセンスがあるからに他なりません。オトナミューズ8月号でもご紹介しましたが、今回はそんな須藤さん宅から各所で目をひくアニマルモチーフのアイテムたちに注目していきます。
ちょっとしたギャラリーのようにアニマルモチーフが集う心地よいルームスタイリング
住み込んですっかり味わいのあるウッドベースの建物に、どことなく懐かしさのあるような北欧家具や、温かみのある民藝テイストの雑貨が並ぶリビングは須藤さん宅を象徴するような空間。「インテリアも好きだし、家具や雑貨のデザインを見るのもすごく好きで、自分なりにマイナーチェンジをしながら、今はこの形に落ち着いています」という須藤さん。「家族もいるので、どうしても雑然としがちなので、あえてそれを生かした部屋にしているという面はあるかもしれないね」。とおっしゃいますが、雑然がおしゃれに成立していますよね。
1つや2つではなく、たくさん飾る、のが本当にお上手。立体的な動物のフィギュアたちはそれだけで並べるのではなく、フレームやグリーンなどとミックス。実は計算されているのにナチュラルに見えるバランスがたまりません。好きなアーティストの作品を集めていたり、何となくテイストに一貫性をもたせてるのが、ごちゃついた印象にならない要因です。
【LIVING】

ブラインド、ヘリンボーン床など大きな面積占めるパーツをウッドで統一しているので、雑貨などが多くても落ち着いたムードにまとまっているリビング。
馬に、サルに、犬に猫とさまざまな動物がクッションカバーで大集合。左手前のプリントは柚木沙弥郎 、その右隣のオレンジ色のカバーはコーラル&タスクのもの。あえて柄のオンパレードにしていても、選ぶものそれぞれのカラートーンを抑えているので、幼く見えず素敵。
ヒトの顔モチーフもコレクションしていて、左手前はビルビラのもの。小さなランプをところどころに置き、陰影をつけると飾り棚もムードが出る。
キュートな鳥とバードゲージもオブジェ。こういうユーモラスなディスプレイいいですよね。「あくまで住む空間なので、心地よくリラックスできて、視界にちょっと入ってくるものが自分を和ませてくれることが大事かなって思います」。
【ENTRANCE】
フレームの上に小さいクマが! 須藤家内でアニマルハントができるくらい、こんな感じでいたるポイントに動物が隠れています。モビールはオートゥルノトゥルス作。
立体だけではなく、ペイント作品も多数集めています。こちらはミロコマチコさん作。作品自体の存在感はもちろん、他のオブジェの背景となってコーナーの印象を強めてくれる。
キリっとしてほのかに色気のある目元が印象的な陶器の花瓶の馬は、ツタのように這わせたグリーンと合わせて。外光が入る場所なので、朝夕で表情が変わるのも素敵。
モノを少なくして暮らす、という日本の昨今のトレンドの真逆をいく須藤さんのお宅。実際、家族それぞれの好きなものをインテリアに組み込もうとしたときにミニマルな暮らしというのはなかなか難しい面もあり、須藤さんのお宅はそんな時の見本のひとつになるのではないかと思いました。ストイックにモノを減らしたり、揃えたりしようとしなくてもスタイルのある部屋は目指せるんだなと、改めて考えさせてくれる取材でした。
otona MUSE K