LIFESTYLE

「たくさんの好きなものに囲まれて」フォトグラファー・須藤敬一の木と緑に囲まれたセンスあふれる家

須藤敬一、自宅、インテリア、家具、ダイニングルーム

大好評だった部屋取材第一弾から早2年。今回もミューズ界隈のとびきりのおしゃれハウスを発掘してきましたよ! 十人十色の個性溢れる部屋模様。インテリアの参考に隅々までチェックしてくださいね。四人目はフォトグラファー・須藤敬一さんのご自宅を拝見!

「まとまり過ぎていない違和感のある空間が好き」照明がアクセントになった、インテリアスタイリスト・守 真史のDIYホーム感性を刺激するアートと暮らす。Ameri VINTAGE CEO・黒石奈央子さんのインテリアを大公開!

Living
たくさんの好きなものに囲まれてセンスよく暮らす

須藤敬一、自宅、インテリア、家具、リビングルーム

アアルト作のマイレア邸から着想を得たインテリア。好きな北欧家具もモダンなデザイン家具もうまくミックスされた、まさにインテリア好きの部屋という趣。

グリーンに圧倒されるこの家の主は、ファッション雑誌で活躍するフォトグラファー須藤敬一さん。家族4人で住むこの戸建ては、元は素敵な老夫婦が住んでいたそう。「なかなかいい物件に出会えなかったときに、たまたま内見したこの家の、木をふんだんに使った造りが気に入り、すぐに心を決めました」

Dining

須藤敬一、自宅、インテリア、家具、ダイニングルーム

ダイニングのポイントになっている赤いシェードのペンダントライトは、アトリエ・リクタンのもの。椅子もあえてバラバラなアイテムにすることで、インテリアに動きが出る。

須藤敬一、自宅、インテリア、家具、ダイニングルーム

奥はキッチン。壁面で仕切ってしまうところあえて窓枠を入れて、ヌケを作った。動物モチーフが好きで、特に鳥類がお気に入り。

入居前に一部キッチンなどを直した以外はほぼ須藤さんがひとりでインテリアを仕上げていったそう。「インテリアもインテリア雑貨も植物も好きなので、スッキリ暮らすというよりは、好きなものに囲まれて暮らしたいし、自分が心地よいと感じる空間を作り上げる楽しみがありますね。仕事柄取材先で気になる作品や作家に出会うチャンスが多いので、ビビッときたものはすぐに調べて、つい集めてしまったり。今はインテリア雑貨の海外通販サイトも充実してるし、インスタとかでもチェックできるし、隙間時間ができるとつい見ちゃいますね」

Entrance

須藤敬一、自宅、インテリア、家具、エントランス、玄関

北側で直射日光が入らないので、背の高めの花器を置いて、陰影を楽しんでいる。高さのある雑貨で空間を大きく使ってディスプレイ。

Kitchen

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海外のような明るいタイル貼りのキッチン。KOHLERのシンクはホウロウ製。ワイヤーを置くと、食器もシンクも傷つきにくく安心。壁はほんの少し黄みがかったアイボリーのタイルで、清潔感と温かみが共存した空間に。

須藤敬一、自宅、インテリア、家具、キッチン

使用頻度の高い道具はあえて出す!

須藤敬一、自宅、インテリア、キッチン、キッチンツール、収納

食器も好きな須藤さん。民藝テイストの作家ものや、ベトナムのソンべ焼などがお気に入りだとか。使用頻度の高いものは、見せる収納で取り出しやすく。ステンレスのオープンシェルフはHAYで取り扱いのあるインディアンプレートラック。手入れもしやすい。

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モノの色みや素材などを無理に統一しなくても、センスがあれば、何となくまとまって見えるという好例。スケルトンの米びつはD&DEPARTMENTで購入。左横には須藤さんの趣味のコーヒーグッズが。

グリーンにも詳しく、知り合いのモデルたちから、家に飾る植物のアドバイスを求められることもあるとか。「コーナーに背丈のあるものをポンと置くだけでなく、つる性のものを壁に這わせるとか、本当にいろいろできるので、グリーンはハマりますよ(笑)」

My Idea!
フレームを上手く取り入れて壁面にリズムを生む

須藤敬一、自宅、インテリア、アート
須藤敬一、自宅、インテリア、アート
須藤敬一、自宅、インテリア、アート

須藤邸で目を引く壁面の使い方。アートも単品でポンと飾るのではなく、コーナーごとにテーマを設け他の何かと組み合わせることによって、よりインテリアとして効果的な使い方に。オートゥルノトゥルスの金属と漂流物を組み合わせたアートが目を引く。

須藤敬一、自宅、間取り

2LDKの間取り図

須藤敬一/フォトグラファー。女性誌を中心に活躍中。モデル撮影はもちろん、料理やインテリアの撮影もこなすセンスの塊。近々インスタを始めるつもりだとか。

次回は、スタイリスト・小山田早織さんの自宅をご紹介します。お楽しみに!

photograph:HISASHI OGAWA / text:MIHOKO SAITO / illustration:MIO YOSHIDA

otona MUSE 2023年8月号より

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