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楽しておいしい毎日ごはん
今日の一品は
「大根と牛肉のピリ辛煮」と
「ほうれん草のナムル」

今日の一品は
「大根と牛肉のピリ辛煮」

箸でスーッと切れるほど、大根を柔らかく仕上げるコツは、調味料を加えるタイミングを間違えないこと! 臭みをおさえて風味を足す“酒”や、具材を柔らかくする“砂糖”は、初めから加えて煮て、“しょうゆ”などの塩味は仕上げにプラス! 塩味を後で加えることで、大根にかたさが残らず、しっとり、ジューシーに煮ることができます。

「大根に火を通してから、しょうゆを加えて! 塩味を先に加えてしまうと、具材が柔らかくなるまでに時間がかかります」(大庭英子先生)

材料(3〜4人分) 大根‥‥18〜20cm(正味680g) 牛切り落とし肉‥‥200g せり‥‥50g サラダ油‥‥大さじ1 酒‥‥大さじ3 砂糖‥‥大さじ1〜1と1/2 一味唐辛子‥‥少々 しょうゆ‥‥大さじ3 ごま油‥‥大さじ1/2 白いりごま‥‥大さじ1/2 A 長ねぎのみじん切り‥‥大さじ4 にんにくのみじん切り‥‥1かけ分 しょうがのすりおろし‥‥小さじ1  

①大根、せりを切る

大根は長さを3等分に切り、縦4等分に切る。せりは4cmの長さに切る。 POINT 旬の大根は柔らかく、甘いので、大きく切って煮るのがオススメ。  

②牛肉、大根を炒めてから煮る

フライパンにサラダ油を中火で熱し、牛肉を入れてほぐすようにして炒める。肉の色が変わったら、大根を加えて30秒ほど炒める。Aを加えてさっと炒め、酒をふり入れて水2/3〜1カップを加える。煮立ってきたら砂糖を加えて混ぜ、ふたをして弱火にし、20分ほど煮る。 POINT 大根はさっと炒めて表面の水分を飛ばすと、中まで味が入りやすくなる。

③しょうゆを加えて煮る

を中火にし、一味唐辛子、しょうゆを加えて混ぜる。ときどき上下を返しながら、汁けがほとんどなくなるまで10〜15分煮る。せり、ごま油を加えてひと混ぜし、白ごまをふる。 POINT 大根によって水分量が違うので、調味料を加える前に汁けが多めに残っていても大丈夫。汁けを飛ばしながら、水分がほぼなくなるまで煮れば完成。

2品目は
素材ひとつの副菜
「ほうれん草のナムル」

ほうれん草をゆでるときは、根元から先に入れ、ひと呼吸おいてから葉を入れると失敗しない。

材料(2人分) ほうれん草‥‥1袋(200g) 塩‥‥適量 ごま油‥‥大さじ1/2 こしょう‥‥少々 白いりごま‥‥少々  
作り方 ほうれん草は根元に十字の切り込みを入れ、水に10分ほど浸して洗い、水けをきる。 鍋に湯をたっぷり沸かし、塩小さじ1/2を入れる。1の1/2〜1/3量を根元から入れてしんなりとするまでゆで、冷水にとってさまし、水けを絞る。残りの①も同様にする。 ③ ②を3cmの長さに切り、さらに水けを絞る。ボウルに入れてごま油をふり入れ、混ぜ合わせる。塩小さじ1/5弱、こしょう、白ごまを加え、よく混ぜ合わせる。
教えてくれたのは、大庭英子先生 料理研究家。手軽で美味しい家庭料理の名手。ゴッドハンドを持っているとまことしやかに言われている。近著は『家の和食はシンプルでいい』(学研プラス刊)。

cooking:EIKO OHBA / photograph:KEIICHIRO MURAGUCHI / styling:MARIKO NAKAZATO / text:HIROKO NAKADA

otonaMUSE 2022年1月号より

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