プラセンタやビタミンDを今からはじめる。30代から知っておきたい更年期対策【サプリ編】
30代から知っておきたいオトナミューズ更年期講座【サプリ編】
いずれは誰もが通る道、更年期ー実はプレ更年期も含めると、30代後半から徐々に突入し始めている? そこでドクターに直撃!更年期の正体やミューズ世代が今から取り組んでおきたい対策をたっぷりとうかがいました。
今日からすぐできる対策も!更年期を元気に健やかに乗り切るための方法
善方裕美先生と考えた、心身ともに健やかに更年期をやり過ごすためのホルモンケア法などを編集部のレコメンドアイテムと併せてご紹介。まずは、日常生活の中に取り入れやすいものからトライしてみましょ♪
【プラセンタのサプリメントを取り入れてみる】
「漢方ではシカシャと呼ばれ、古くから取り入れられてきたのがプラセンタ。注射には人の胎盤由来の成分を用いますが、サプリの場合は豚や馬など動物由来の胎盤から抽出した成分が配合されています。なぜ更年期の症状に効果があるのか、実のところメカニズムは解き明かされていませんが、低分子アミノ酸などが詰まっていて栄養豊富であることは確かです。注射の場合は保険適応になりますが、受けた後献血できないなどの禁忌事項もあるので試すならまずはサプリメントのほうがお手軽です。ただし効果には個人差があるのと、それなりにたくさんの量を摂取しないと効果を実感しづらいようなので、その点も心に留めておいて」
1本に約2,000mgと高濃度のプラセンタを含んだ原液。そのまま飲んでもジュースや料理にプラスしても。
エイジングケア効果が期待されるエクソソーム(細胞から分泌される物質)を豊富に含んだ豚プラセンタを採用。
プラセンタエキスと大豆イソフラボンの合わせ技! さらに、ポリフェノールやビタミンCが豊富なザクロなどもIN。
【骨粗しょう症予防のためにビタミンDやカルシウムを積極的に摂る】
「45歳を過ぎたころから、エストロゲンの低下が引き金となり骨量が急激に減っていくのは先に述べた通り。アフター更年期に骨粗しょう症になるのを防ぐべく、ライフステージの早い段階から骨の健康を意識したい。そのためには、カルシウムと腸管からカルシウムが吸収されるのをサポートするビタミンDの摂取が必須です。また、ウォーキングなど骨に衝撃が加わる適度な運動も骨の形成に欠かせません。日光のもとでテンポよくウォーキングすればビタミンDの生成も促せるので、一石二鳥です」
1粒で1日に必要なカルシウム600mgとビタミンDを同時に補給OK。
約1000IUものビタミンDを1錠に含有。さらにビタミンAやウコンエキスもチャージできる。
ビタミンD&Cをリポソーム化してからだの隅々へ。
あなたは今、どの状態?
セルフCHECKにトライ
まずは今のコンディションを確認してみて! ただしここで出た点数は人と比べるものではなく、あくまで自分の体調を知るためのもの。こまめにCHECKして、自身の日々のからだの変化を把握するための目安に。
〈更年期指数の自己採点の評価法〉
0~25点
上手に更年期を過ごしています。これまでの生活態度を続けていいでしょう。
26~50点
食事、運動などに注意を払い、生活様式などにも無理をしないようにしましょう。
51~65点
医師の診察を受け、生活指導、カウンセリング、薬物療法を受けたほうがいいでしょう。
66~80点
長期間(半年以上)の計画的な治療が必要でしょう。
81~100点
各科の精密検査を受け、更年期障害のみである場合は、専門医での長期的な対応が必要でしょう。
text:CHIHIRO HORIE
otona MUSE 2023年12月号より