野菜の収穫、楽しい!【こども食堂レインボー】千葉県流山市の「えかオーガニック農場」ご存知ですか?
木津明子の子ども食堂日記vo.26「オーガニック農園で美味しい野菜を収穫してきました!」
「千葉県流山市にあるオーガニック農園に収穫のお手伝いに行きませんか?」と、レインボーのスタッフでPR会社に勤務している佐藤マリカから嬉しいお誘いがあり……先月『こども食堂レインボー遠足の巻 in えかオーガニック農場』を開催! 今回はその様子をレポートします。
【えかオーガニック農場】は千葉県流山市に位置し、安心・安全な有機野菜を育てています。4ヘクタール(東京ドーム3個分)の広さの畑で年間約50種類の野菜を育てているそう。すごい! 大手コンビニエンスストアチェーンのファミリーマートの障がい者雇用の場になっていて、障がい者の方が活躍されています。
今回、私たちに野菜収穫の指導をしてくれたのは、障がい者スタッフの江尻さん、菊池さん。ファミリーマートの浅野さん。えじりさんは近所の子ども食堂でボランティアをしてることを話してくれて、すぐにレインボーの子どもたちの人気者に。菊池さんは手話が得意で、みんなの言葉を手話に変えて教えてくれました。浅野さんは、子どもたちに【えかオーガニック農場】の説明をしてくれたり、隊長となって農場を案内してくれました。
最初はサツマイモ掘りから。 子どもたちは「こないだやったよ!」とかワイワイ盛り上がっていますが、そういえば私は幼稚園以来かもしれない。えじりさんと浅野さんの指導のもと、見えているサツマイモの頭の周りからまるーく土を掘り出していきます。簡単そうに見えるのに、掘っても掘ってもなかなか先端まで掘り起こせない。そんなとき「浅野さんお願いします!」と声をかけると、浅野さんがシャベルでセコンド(周りを掘りやすくする作業をする役割をそう呼んでいました)に入ってくれて、ヒーローに見えました(笑)。
こうして、どんどん子どもたちが掘り出していく横では、食堂のLINEスタンプやチラシをデザインしてくれている、手先の器用なスタッフ綾子が上手にサツマイモを掘り起こしていっているではないですか。なんとかそんな綾子に続きたくて、浅野さんにセコンドをお願いしながら、私もイモズルを見つけ出し上手にサツマイモをゲットできました。夢中で掘りながら、いつものレインボーのようにどっちが大きいサツマイモが掘れただのトークで小競り合いもしつつ。楽しく土と触れ合いました。
お次は大根。折れないように真っ直ぐ抜くように教えてもらいやってみると、もっと「うんとこしょどっこいしょ」の世界かと思っていたんですがスルッと抜けて気持ちいいのです。驚き。そのころにはキッズスタッフのこうたとゆうたは、もうすでに働けるのでは? と思うほど野菜収穫のプロに成長。
小松菜も収穫させてもらい、その後パクチー畑へ、生えてるパクチーをちぎって食べさせてもらい感動。パクチーがこんなに美味しいとは、知りませんでした。春菊もルッコラも食べさせてもらって野菜って本当に美味しい!
その後は野菜の苗、パパイヤやモリンガを育てているビニールハウスも見学。手作りの発酵段階の肥料を見せてもらいました。全て肥料は自然由来のモノから作っているそう。収穫した野菜は、パッキングされたのちに千葉県の松戸市、流山市、柏市のファミリーマート15店舗に出荷されて販売されます。近くのファミリーマートでこんなに美味しくて綺麗なお野菜が手に入るなんて、ご近所さんが羨ましいですよね。
お土産にたくさんの野菜をいただいて、さあ次の【こども食堂レインボー】のメニューはどうしようかな♡ とバスに乗りながら考えました。バスの中でも子どもも大人も興奮して、ワイワイ盛り上がって帰りました。私がレインボーを始めてたくさんの子どもたちに触れ合って感じたことは、それぞれみんな違っていて、どんなに小さい子にももうすでに個性があって、ものごとの好き嫌いもあるということでした。今回お邪魔した【えかオーガニック農場】は障がいの有無に関わらず、その人の個性と特性をいかした仕事の内容などを考えて運営されているんだなと感じました。こんな風に人の個性や特性をいかせて働ける場所が増えたら、会社としてはもちろん、個々人にとって幸せなんだなと思いました。とても得るものが多かったナイス遠足をありがとうございました♡
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