菅野美穂と訪れる「ザ・ホテル青龍 京都清水」。90年前に建てられた小学校がモダンなホテルとして蘇る
―当時の小学校の写真を拝見すると、非常にモダンで驚きます。
「京都の町衆の文化はやっぱり粋だよね。当時は文化的にも経済的にも豊かだったんだと思う。街のためとかカルチャーっていう意識が大きかった。この小学校を見ても“これからの若い人たちにどう育ってほしいか”という願いが形に表れているなと。今回のコンバージョンも、“残す”ことを再優先とした。正直ゼロから作るほうがお金も時間もかからないんだけどね(笑)。いいチームに恵まれたと思う。このプロジェクトに携われたことは、僕の人生にとってすごい経験。僕には4歳の孫がいるんだけど、自分がいなくなった後も“おじいちゃんがやったこと”って言ってくれたら嬉しいよね。この小学校を建てた町衆も、同じように思っていたんじゃないかな」

元講堂を保存・活用し、1100冊もの書籍が並ぶ「restaurant library the hotel seiryu」では、メイン料理を7種から選べる極上の朝食を提供。
廊下や階段といった共用部には、梁や腰板張りなど小学校だった当時をしのばせる装飾が多く残る。目を閉じると子どもたちの声が聞こえてきそう。
中央階段の最上部に設けられたテラスからの眺望。トワイライトタイムに沈む夕日を眺めながら旅の思い出を語り合う、そんな幸せな時間を。
photo:TISCH[MARE Inc.] / styling:CHIKAKO AOKI / hair & make-up:KEIKO CHIGIRA[cheek one] / produce:MAKI KONIKSON[Konikson Productions,LLC.] / model:MIHO KANNO
otona MUSE 2024年1月号より
EDITOR
37歳、輝く季節が始まる! ファッション、ビューティ、カルチャーや健康など大人の女性の好奇心をくすぐる情報を独自の目線で楽しくお届けします。