活躍するキッズスタッフ成長記【こども食堂レインボー】「3年でみんな変化しています♡」
オトナミューズやモード誌を始め、さまざまなファッション雑誌やテレビなどのスタイリングで活躍中の木津明子さん。木津さんが2021年8月から仲間と運営を始めた子ども食堂が【こども食堂レインボー】です。場所は木津さんの住む神奈川県横浜市磯子区洋光台。活動は月に2回ほどの開催で続けられています。さまざまな方々や団体からの支援、木津さんとその仲間のスタッフ、そしてキッズスタッフたちの力を合わせて運営している【こども食堂レインボー】の活動の報告を主催する木津さんよりのメッセージの形で毎月ご紹介してきます。今回はなくてはならない存在、キッズスタッフたちに注目します!
木津明子の子ども食堂日記vo.31「ボランティアのキッズたち」
【こども食堂レインボー】にはお手伝いをしてくれるキッズスタッフがいます。小学生、中学生、高校生と今までいろんな年齢の子どもたちが「何かしたい」という気持ちを持って、関わってきてくれています。【こども食堂レインボー】を始めた当初は、スタッフの子どもたちがメインとなってお手伝いをしていました。私の娘あこも自然と毎回手伝うのが当たり前になり、受付係として活躍するようになりました。元来シャイな性格で、それまでは買い物を頼んでも目的の品物を見つけられない場合、店員さんに質問することができずに「なかったよ……」と手ぶらで帰宅するような子でした。そんな彼女も【こども食堂レインボー】での接客を通してみるみる成長し、「苦手な食材はないですか?」など積極的にお客さんに話しかけることができるようになり、今では人とコミュニケーションが得意になりました♡
家庭や学校ではいつも与えられる立場にいる子どもたちが「誰かに何かをすることで得る喜び」は、本人に自信つけ、ものすごく成長させるんだなと実感します。大人と同じように働くことができる子どもたちの力は、こども食堂レインボーの運営上の大きな軸になっています。今年の夏でついに3周年を迎える【こども食堂レインボー】。キッズスタッフはどんどん成長していき、当初高校生だった子たちは大学生に。中学生は高校生に。小学生は中学生に。私は身長155㎝のまま(歳だけはとりますが……)だけど、彼・彼女たちが考えや希望を持って日々成長していく姿を間近に見て感動しています。
子どもたちは当たり前ですが、年々変化をし、勉強に部活にと忙しくなるので同じ子どもたちに頼り続けることはできません。なので、近所の小学校高学年の子どもをキッズスタッフをスカウトしたりもしています。私の自宅の近所に住む、まじゅ&りの&かえで(キッズスタッフデビュー当時は6年生)は10時にしっかり出勤し、大人に混ざってサクサク仕事をこなしてランチタイムの営業時間が終わったら「帰りまーす!」というスタイル。スタッフ間でも「サラッと来て、手早く仕事してサラッと帰るよね。かっこいい〜♡」と評判の3人娘でした。今年はいつも【こども食堂レインボー】で遊んでる小学5年生ボーイズ、あおい&けいた&りくをスカウト。これからの成長を楽しみにしています。
【こども食堂レインボー】は子どもたちにお腹いっぱいになってもらい、笑顔にすることが一番の目的ですが、子どもも大人もスタッフもみんなが考え、相談し合えて、動け、成長できる場にしていけるといいなと願っています。お客さんもスタッフにもハッピーの連鎖を!