楽しておいしい毎日ごはん
2月の一品&副菜レシピは、
「4色キンパ」と「小松菜のスープ」
今月の一品
「4色キンパ」
にんじんは千切りにして味付けをしない、卵は厚めに焼くだけ‥‥など、みんなが大好きなキンパを手軽に作れるレシピでご紹介! きゅうりは塩もみをして水っぽさをおさえると、ごはんともなじみやすくなって美味です。具材を巻くときは、ごはんの手前と奥(端と端)をくっつけるようにして、勢いよく巻くと失敗しませんよ。
材料(2人分)
温かいごはん‥‥500g
牛切り落とし肉‥‥200g
きゅうり‥‥1本
にんじん‥‥小1本(100g)
卵‥‥2個
塩‥‥適量
ごま油‥‥少々
焼きのり(全形)‥‥3枚
白いりごま‥‥少々
A
長ねぎのみじん切り‥‥大さじ2
にんにくのすりおろし‥‥少々
しょうゆ‥‥大さじ1と1/2
酒、ごま油‥‥各大さじ1
こしょう、一味唐辛子‥‥各少々
B
ごま油、白いりごま‥‥各少々
下ごしらえ
①牛肉は細かく切ってボウルに入れ、Aを加えてもみ込み、室温に10分ほどおく。
②きゅうりは5mm幅の斜め切りにし、せん切りにする。別のボウルに入れて塩少々をふって混ぜ、室温に10分ほどおいてしんなりとさせる。さっと洗って水けを絞り、ボウルに戻し入れてBを加え、混ぜ合わせる。
③にんじんはスライサーでせん切りにする。
④小さめのボウルに卵を割りほぐし、塩少々を加えて混ぜ合わせる。
作り方
①卵焼きを作る
直径20cmのフライパンにごま油を弱めの中火で熱して卵液を流し入れ、弱火にして焼く。こんがりと色づいたら上下を返し、さっと焼いて取り出す。粗熱を取り、細切りにする。
POINT
わざわざ面倒な卵焼きを作らなくても、小さいフライパンに一気に流し入れ、厚めに焼くだけでOK。
②牛肉を炒める
別のフライパンを中火で熱し、牛肉を入れてほぐしながら炒める。
POINT
牛肉は火を通してもかたくならずに柔らかい、薄切りやこま切れを使うと◎。加熱時は、汁けを飛ばすように炒めて。
③具材を巻く
①巻きすにのり1枚を横長にのせ、ごはんの1/3量を手前にのせて、奥側を3cmほど残して薄く広げる。
②きゅうり、にんじんを1/3量ずつ横長にのせ、指で具材をおさえながら巻きすを手前から持ち上げ、一気に巻く。3cmほど残したのりに水少々を薄くぬってくっつけ、巻き終わりを下にして置く。残りも同様に作り、食べやすい大きさに切って器に盛り、白ごまをふる。
POINT
手前側は巻くときに持ち上げるので、ポロポロとくずれやすい具材は奥側にのせると巻きやすい。
素材ひとつの副菜
「小松菜のスープ」
ごま油、にんにくで小松菜を炒め、うま味アップ。シンプルな味わいが、具だくさんキンパとよく合う!
材料(2人分)
小松菜‥‥100g
にんにくのみじん切り‥‥小さじ1/3
ごま油‥‥大さじ1/2
A
水‥‥2カップ
顆粒鶏がらスープの素‥‥小さじ1/2
塩‥‥小さじ1/3
こしょう‥‥少々
作り方
① 小松菜は長さ3cmに切る。
② 鍋にごま油、にんにくを入れて弱火で熱し、香りが立ったら①を加えて中火にし、1〜2分炒める。
③ ②にAを加えて煮立ってきたら、塩、こしょうをふって混ぜる。ふたをして弱火にし、5〜6分煮る。
教えてくれたのは、大庭英子先生
料理研究家。手軽で美味しい家庭料理の名手。ゴッドハンドを持っているとまことしやかに言われている。近著は『家の和食はシンプルでいい』(学研プラス刊)。
cooking:EIKO OHBA / photograph:KEIICHIRO MURAGUCHI / styling:MARIKO NAKAZATO / text:HIROKO NAKADA