野菜が持っているさまざまな栄養素を、スープにすることで「ファイトケミカル」を効率的にたくさん摂ろうという健康法が注目されています。でも、面倒だったら続かないし、美味しくないなら食べたくない! そんなミューズの気持ち、分かり過ぎるので基本の野菜スープを元に、とことん簡単で美味しいアレンジレシピを追求してみました!
毎日でも食べられる!
けんちん汁
材料
基本のスープ …… 約500mL
(前回紹介した基本の野菜スープの半量)
煮干しと昆布水…… 200mL
酒、みりん …… 各大さじ1
鶏もも肉……100g
塩……小さじ1/2
しょうゆ……小さじ1
作り方
1 鍋に、煮干しと昆布水200mLを入れて火にかけ、酒、みりんを入れてひと煮立ちさせる。
2 鶏もも肉、塩、しょうゆを入れ、鶏もも肉に火が通ったら基本のスープを入れる。
3 ひと煮立ちしたら完成。
POINT1:野菜スープをぐらぐら沸騰させたくないので、鶏もも肉は先に入れて火を通しましょう。お好みで豚肉でも、白身魚や貝でも美味。キノコなどを足しても味わい深くなります。
POINT2:清潔な密閉容器に煮干しと昆布、水を入れ冷蔵庫でひと晩置くだけで上品な出汁が出るのでオススメ。傷みやすいので1~2日で使い切りましょう。
優しい味わいにハマる
ミルクスープ
材料
基本のスープ …… 約500mL
(前回紹介した基本の野菜スープの半量)
牛乳…… 200mL
顆粒コンソメ……大さじ1
ブラックペッパー……お好みで
作り方
1 鍋に基本の野菜スープを入れて温め、牛乳を加える。
2 煮立たせないように注意して、コンソメを加える。
3 仕上げにブラックペッパーをふって完成。
POINT1:味が足りなければお好みでお塩をプラスして。粉チーズで塩味をプラスしてもいいですが、野菜の出汁がミルクと溶け合い、比較的塩分控えめでも楽しめる一品です。
POINT2:牛乳でぐっとコクをプラス。このときにハムやソーセージを加えれば食べ応えもアップ。すりおろしたジャガイモや、アサリでクラムチャウダー風にしても。
食欲をそそる主役の一品
チキンカレースープ
材料
基本のスープ …… 約500mL
(前回紹介した基本の野菜スープの半量)
オリーブオイル……大さじ1
ニンニク…… 1かけ
トマト……小1個
鶏手羽元……300g
水……200mL
カレーフレーク……大さじ2
しょうゆ……大さじ1
作り方
1 オリーブオイル(分量外)をひいたフライパンで鶏手羽元に焼き目をつけておく。
2 鍋にオリーブオイル、みじん切りにしたニンニクを入れ弱火で香りが出るまで炒める。ざく切りにしたトマトを加えて2分ほど炒め、水と鶏手羽元を加えて煮立たせ、肉に火を通す。
3 基本の野菜スープを加え、ひと煮立ちしたらカレーフレーク、しょうゆで味を整え、弱火で5分ほど煮込む。
POINT1:市販のカレーフレーク(※今回は「エバラ 横濱舶来亭」の中辛を使用)が便利ですが、余ったカレールウを1~2個などお好みで。しょうゆの代わりにめんつゆでもOK。
POINT2:ニンニクとトマトを炒めることでコクがアップ。ここでクミンなどスパイスを一緒に炒めて本格的なスープカレーを目指しても。鶏手羽元ではなく豚肉やエビでも美味。
基本のスープはアレンジ&作り置き!
朝の味噌汁にはもちろん、カレーやシチューのベースにしてもOK。大切なのは無理なく毎日続けること。とにかく沸騰させず野菜をコトコト30分程度煮るだけで溶け出すたくさんのファイトケミカルを、毎日美味しく楽しみましょう!
ポタージュにして新たな美味しさを:ハンドブレンダーやミキサー、フードプロセッサーなど、野菜スープはポタージュにしても美味しいんです。野菜嫌いの子どもにも、離乳食や介護食としてもオススメ。
冷凍保存OK!:冷蔵庫なら3日程度、それ以上になる場合は冷凍しちゃいましょう。1食分ずつ小分けにすると便利(2~3週間冷凍保存可能)。具が固形のままでもポタージュでも。
詳しくはコチラをチェック。『最強の野菜スープ 40人の証言 がんや感染症に負けない免疫力&抗酸化力をつける』前田 浩(マキノ出版) ¥1,430
いかがでしたか? 次回は多忙なミューズの心強い味方、“買える”野菜スープをご紹介します♡