「今の自分に満足する」「よけいなことは考えない」老子による心がフッと軽くなる言葉10選
その❻ いつだって最高の気分! とはいかないのが人生
老子は今あるものに満足しようと語りました。学生時代は学力、社会に出れば売上など、成績を競い合うことの多い現代社会。成績が悪くて肩身が狭いというのは、誰でも思うことです。考え方を少し変えてみると、成績が低いほど、伸びしろがあるということ。無理のない範囲で努力をし、成長を感じることができるのであれば、幸せなことです。一方、トップの人は、今より上に行くことはできませんし、その状態を保ちたいと思うあまり、追い越されることを恐れる気持ちが生じてしまうものです。這い上がろうと必死になったり、落ちないようにしがみついたりしても、無理をしていたら、心にひずみが生じてしまいます。がんばりすぎず、フラットな気持ちでいる方が、楽しい毎日を送れます。
illustration:KARASHISOERU
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