「悲しい出来事も役を通して消化していける」4月25日公開映画『花まんま』有村架純インタビュー
最近、興味をもって調べたのは金継ぎです
――鈴木亮平さんとご一緒してみたかったとおっしゃってましたが、共演してみた印象は変わりました?
有村 本物の役者さんといいますか、何でもできちゃうけどすごく器用ではないぶん、努力されてかたちにしていく方だろうと思っていました。きっと几帳面なんだろう、と。ですが、実際お会いすると、すごいお茶目な、チャーミングなお方で。ご一緒してすごく安心して芝居ができました。
――勉強家ですよね。
有村 役についてだけでなく、世界遺産やお寺など、歴史のことにすごくお詳しいんです。知識の宝庫でした。私自身は興味があることであれば突き詰めるのですが、そうでないことは……その落差が激しいタイプなので、尊敬のまなざしでした。
――ちなみに今1番興味を持っているのは?
有村 最近調べたのは金継ぎでした(笑)。
――あれ? 小社で金継ぎムックが出ていますけど(『TJ MOOK 大人のおしゃれ手帖特別編集 簡単! おうちで金継ぎ』)。ぜひ、トライを!

interview & text:MASAMICHI YOSHIHIRO
photograph:KAZUYUKI EBISAWA[MAKIURA OFFICE]
hair & make-up:IZUMI OMAGARI
styling:SEGAWA YUMIKOumiko
衣装:エンフォルド
WRITER
1972年、東京都新宿区生まれ。大学在学中からゲイ雑誌『バディ』編集部で勤め始める。卒業後、音楽誌、情報誌、女性誌などの編集部を経て独立。『sweet』、『otona MUSE』(共に宝島社)で編集・執筆のほか、『an・an』(マガジンハウス)、『家の光』(家の光)、『with』(講談社)、『J:COMマガジン』(J:COM)など多くの媒体で、インタビューやレビュー記事を連載。テレビ、ラジオ、ウェブなどでも映画紹介をするほか、イベントでの解説、MCも。ゴールデングローブ賞国際投票者、日本アカデミー賞会員、日本映画ペンクラブ会員。