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オトナミューズ編集部

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「人って変わるし、変わることは進むこと」東京から長野、ハワイから沖縄へ。吉川ひなのと語る移住ライフ

「人って変わるし、変わることは進むこと」東京から長野、ハワイから沖縄へ。吉川ひなのと語る移住ライフ

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毎回自由に内容を変え、お送りしているひなの連載。ハウオリはハワイ語でHAPPYの意味です。

「早坂さんと移住について語り合う」

ミューズ界隈は“みんな多動”説

—今回はゲストに、メイクアップアーティストの早坂香須子さんをお迎え。早坂さんは2024年夏に東京から長野へ、ひなのさんは今年ハワイから沖縄へと移住。共通点である移住について、お話を伺いたいです。

 

早坂さん(以下)いや〜、ひなのちゃんの移住にはびっくりしたの。

 

ひなの(以下)わたしもびっくり(笑)。

 

 計画していたわけじゃなくて?

 

 全然!  わたしっていつもどこかに行きたいの。

 

 (笑)。すごく分かるよ。

 

 長女を産んで、まずハワイに引っ越したときに、ちゃんと暮らしていけると思ったら、いろんなところに住んでみたい気持ちが芽生えたの。ノマドライフをしたくて、1年間LAに住んでみたこともあったし。その後、子どもが増えて、学校が始まったり、子どもにも友だちができたりもして。本音をいえば、1年ごとに住む場所を変えたい気持ちもあるけれど、なかなか難しくもあって。ハワイは大好きだけど、いつでもどこかに行きたい思いは常にあったんだよね。

 

 この業界、多動しかいないよね。特にオトナミューズ界隈は。移住していない人は、週末は東京にいないことがほとんど。

 

—たしかにみなさん、今どこにいるのか分からない方ばかりです(笑)。

 

 仕事でも海外ロケにたくさん行かせてもらって、この暮らしが続いていくのかと思ったんだけど、長野に移住してみて、今のところはもうどこにも行きたくない、ここにいたいって思っているの。自分でも驚いているのだけど。

 

 分かるなぁ。どこかに行きたい一方で、わたしはハワイで暮らしたことで根づいていく気持ちよさみたいなものを知ったかも。小さいころから転々として暮らしてきたから、ハワイのお家が人生で43軒目なのね。でも、ハワイで10年間暮らして、“帰る場所”といわれて思い浮かべるのはハワイ。わたしも子どもたちにとっても、帰りたい、いつか戻ろうと思える場所になってる。

 

 私もかなりの引っ越し魔で、東京に出てきてから30年間で15回は引っ越していて。逗子に住んだこともあったな。ひなのちゃんみたいに、根づきたい気持ちもありながら、軽やかでもありたい。いつでもどこにでも行けるっていう感覚は忘れないでいたいなと思っていて。

 

 その感覚すごく分かる。子どもたちとも、ハワイが大好きだけど、いつでもどこにでも行ける自分たちでいようねって話しているの。

 

 その信念どおりに移住したしね。

 

 すっごい楽しくて、正解だった気がする。

「人って変わるし、変わることは進むこと」東京から長野、ハワイから沖縄へ。吉川ひなのと語る移住ライフ

©YUYA SHIMAHARA

「人って変わるし、変わることは進むこと」東京から長野、ハワイから沖縄へ。吉川ひなのと語る移住ライフ

©saikocamera

早坂香須子

メイクアップアーティスト、植物療法士。長野県にある森林との出会いから、森の再生をしながら自然の中で生きることを選ぶ。同時にKAZTERRAMORI名義で作家活動を開始。2024年10月には、文筆家・服部みれい氏との共書である詩画集『わたしの中にも朝焼けはある』(河出書房)を上梓。

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photograph: ©YUYA SHIMAHARA ©saikocamera ©AFLO
interview:HAZUKI NAGAMINE

otona MUSE 2025年6月号より

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37歳、輝く季節が始まる! ファッション、ビューティ、カルチャーや健康など大人の女性の好奇心をくすぐる情報を独自の目線で楽しくお届けします。

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