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「大悟さんのお芝居は全然予測できなかった」【綾瀬はるかインタビュー】是枝裕和最新映画『箱の中の羊』

「大悟さんのお芝居は全然予測できなかった」【綾瀬はるかインタビュー】是枝裕和最新映画『箱の中の羊』

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INTERVIEW HARUKA AYASE

撮影中、どんな作品になるか想像ができませんでした

常に第一線で輝き続ける俳優・綾瀬はるかさん。最新映画『箱の中の羊』の撮影現場で感じたこと、役作りへの真摯な取り組みのほか、オトナミューズ世代どまんなかの等身大な役に挑む気持ちなどなど……。今、綾瀬さんが抱く想いをたっぷりと語ってもらいました。

 

ヘアメイクは彼女のミニマルな魅力を引き出すべく、軽く整える程度、スタイリングもTシャツにデニムといった極シンプルに仕上げました。いろいろなものをそぎ落とすからこそ逆に浮かびあがる綾瀬さんの素の魅力をぜひ感じていただければ。

綾瀬はるかさんインタビューの前編はこちら!

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──5月には是枝裕和監督の最新作『箱の中の羊』が公開になりますが、こちらもお母さん役ですね。

 

「そうなんですよ。2カ月連続で作品が公開され、どちらも母親役で。2作品、撮影時期はかぶっていないので、なんとなく不思議な感じがしますね。しかも『箱の中〜』は、SF的な要素があるすごく変わった設定なので、撮影している間もいったいどんな映画になるのか想像できなかったんですよ」

 

──いや……すごくよかったです。さすが是枝監督という社会性とドラマの構築で。

 

「ほんとすごいですよね。映像になってみると、“あ、こういうことだったのか”ということもありましたし」

ニット、中に着たトップスは共にスタイリスト私物

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──広島の方言がセリフに入っていましたが、もしかして当て書きでした?

 

「私が演じた音々(おとね)は、(千鳥の)大悟さん演じる健介との間の子どもを失って、ヒューマノイドの少年を迎え入れたことでさまざまなことが起きるっていう役なんですけど、ケンカをしたり感情が昂ぶるときにはつい広島弁が出てしまう、という設定でした。当て書きかどうか分からないんですが、大悟さんも私も自然体で演じられるセリフだったので、もしかしたら私たちを想定してくださっていたのかもしれませんよね」

 

──大悟さんは岡山弁でしたもんね。

 

「岡山と広島の方言がちょっと混じっている台本になっていたんですが、大悟さんに関しては“何をしゃべってもOK”っていう感じでしたよ(笑)。でも、私は母親に対して複雑な感情を持っているというキャラクター設定があるから、めったなことでは広島の言葉を使わず、感情のコントロールができなくなったときだけ出てくる、と決まっていました」

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──大悟さん、お芝居初めてですものね。

 

「初めてとは思えないお芝居で素晴らしかったですよ。ただ、かけ合いのときは、大悟さんがどういうお芝居をされるのか全然予測できなかったので、そこを楽しんでいました。大悟さんも是枝監督もとても穏やかな方ですし、常にほっこりしてました」

 

──是枝監督とは『海街diary』(15)で組まれてからの間柄ですね。この作品でカンヌ国際映画祭デビューされてますし、『箱の中〜』でも再びカンヌへ!

 

「撮影しているときから大悟さんは“カンヌ用にタキシード作らな”と話をされてましたけど、ほんとこればかりは運次第。行けるといいですよね」

 

(編集部注:カンヌ国際映画祭のコンペティション部門への出品は後日決定しました)

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『箱の中の羊』 子どもを亡くした夫婦がヒューマノイドを迎え入れ、家族を再構築しようとするSF設定の人間ドラマ。監督・脚本:是枝裕和/出演:綾瀬はるか、大悟(千鳥)、

桒木里夢 ほか/配給:東宝、ギャガ/公開:5月29日より、TOHOシネマズ 日比谷ほか全国ロードショー © 2026フジテレビジョン・ギャガ・東宝・AOI Pro.

Profile_綾瀬はるか(あやせ・はるか)/1985年3月24日生まれ、広島県出身。2000年のデビュー以来、俳優として常に第一線で活躍。近作には映画『ルート29』や、ドラマ「ひとりでしにたい」での主演、大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」でのナレーションなどが。

綾瀬はるかさんインタビューの前半はこちら!

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  • ニット、中に着たトップスは共にスタイリスト私物
  • ジャケット¥522,500※予定価格(セリーヌ/セリーヌ ジャパン)、ヴィンテージのTシャツ[90s Banana Republic]¥59,400(ポートレーション/@portration)
  • メンズのスエードジャケット¥264,000、リブドレス¥39,600(共にコモリ/ワグ インク)

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photo:YUKI KUMAGAI styling:TAKANOHVSKAYA hair:KOICHI NISHIMURA[VOW-VOW]
make-up:UDA[mekashi project] model:HARUKA AYASE cooperation:BACKGROUNDS FACTORY
text:MASAMICHI YOSHIHIRO

otona MUSE 2024年6月号より

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EDITOR

37歳、輝く季節が始まる! ファッション、ビューティ、カルチャーや健康など大人の女性の好奇心をくすぐる情報を独自の目線で楽しくお届けします。

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