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「そうか…これが『推し活』!」【綾瀬はるかインタビュー】最新作での役作り、最近推している人とは?

「そうか…これが『推し活』!」【綾瀬はるかインタビュー】最新作での役作り、最近推している人とは?

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INTERVIEW HARUKA AYASE

自分にはないところや尊敬できる部分を見つけることで、役をどんどん好きになっていく

常に第一線で輝き続ける俳優・綾瀬はるかさん。最新映画『人はなぜラブレターを書くのか』の撮影現場で感じたこと、役作りへの真摯な取り組みのほか、オトナミューズ世代どまんなかの等身大な役に挑む気持ちなどなど……。今、綾瀬さんが抱く想いをたっぷりと語ってもらいました。

 

ヘアメイクは彼女のミニマルな魅力を引き出すべく、軽く整える程度、スタイリングもTシャツにデニムといった極シンプルに仕上げました。いろいろなものをそぎ落とすからこそ逆に浮かびあがる綾瀬さんの素の魅力をぜひ感じていただければ。

 

※【ネタバレ注意】以下、インタビューには映画『人はなぜラブレターを書くのか』のテーマや構成に関するお話が含まれています。未見の方はご注意ください。

綾瀬はるかさんインタビューの後編はこちら!

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悲しい終わり方ではなく、未来に希望を繋いでいく

ジャケット¥522,500※予定価格(セリーヌ/セリーヌ ジャパン)、ヴィンテージのTシャツ[90s Banana Republic]¥59,400(ポートレーション/@portration)、ヴィンテージのデニム[90s リーバイス501®]¥16,500(原宿シカゴ)

──公開中の『人はなぜラブレターを書くのか』では、石井裕也監督と初めてのタッグですね。監督とはご面識ありました?

 

「映画賞の授賞式でお会いしたのが初めてだったんですが、そのときにちょっとだけお話をさせていただきました。その際監督が受賞された『月』を拝見して素晴らしかったので、すごく気になっていたんですよね」

 

──では念願の出演となった『人はなぜ〜』での印象はいかがでしたか?

 

「撮りたい画が決まっている方、というのが第一印象です。監督が求めている芝居や雰囲気を作るのが大変だと思うこともありましたが、その都度いろいろ考えさせられましたし、その分オッケーが出たときの達成感はすごくありましたね」

 

──ナズナ(綾瀬さんが演じる役)は定食店で大皿の惣菜や大きなおむすびを作っていますが、綾瀬さんもお料理に関わりました?

 

「シーンでも使われている仕上げや盛り付けはやっているんですが、お料理はご担当の方におまかせで。撮影のあとでお惣菜をいただいたんですが、本当に美味しかったんですよ。お店は実際の飲食店をお借りしていたので、雰囲気も込みで楽しいシーンになりました」

 

──演じられたナズナは、24年前の高校時代の回想パートと交錯しながら感情が動いていく、とても難しい役でしたよね。

 

「そうなんです。脚本上で過去にどういうことがあったのかは分かっているんですが、とはいえ私が演じているのではないパートなので、そこを理解したうえで役に挑むのはなかなかの挑戦でした」

 

──しかも、観ていると最終的にナズナがどうなるかはほぼ分かってしまうのに、悲しいエンディングではないのも素晴らしい。

 

「それ、監督が一番こだわっていたことでした。この世を去って、肉体はなくなってしまったとしても、その人を想う人との間では終わっていないし、絆が切れることはない、ってことを描いているんですよね。出演を決めてから監督とお話ししたときも“目には見えないけど繋がっている感覚はありますよね”というお話をうかがいましたし、私もこの作品の脚本を初めて読んだときに感動したのが、悲劇かもしれないけど、悲しい終わり方ではなく、未来に希望を繋いでいく、という部分だったんですよ」

 

──ちなみにラブレターにまつわる綾瀬さんご自身のエピソードってありますか?

 

「小学校の自分から届いた、私宛の手紙ですね(笑)」

 

──もしかしてタイムカプセル?

 

「そうそう。小学校で埋めたタイムカプセルに、自分宛てのラブレターが入っていて。それを当時の先生が送ってくださったんですよ。“将来の私は、めちゃ忙しく働きまくってます”みたいなことを書いてあったんですけど……小学生の自分、いったいどういう目線だったんでしょうね(笑)」

 

──ほんとどういう小学生……当たってますけど(笑)。そんなしっかり者の小学生だった綾瀬さんですが、以前小誌で取材させていただいた『ルート29』でも疑似母子のような役でしたし、お母さん役が続いていますね。

 

「そうなんですよ。タイミングもあるんだとは思いますが、年齢的にもお母さんにはまるようになったのかな、と思ってます」

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ヴィンテージのTシャツ[90s Banana Republic]¥59,400(ポートレーション/@portration)、ヴィンテージのデニム[90s リーバイス501®]¥16,500(原宿シカゴ)

──過去に演じられてきたお母さん役で、印象深かったのは?

 

「一番を選ぶのは難しいんですけど、最初に母親役にチャレンジした2018年からスタートしたドラマ『義母と娘のブルース』のシリーズですね。あのとき、私は30代前半だったんですが、実母ではなく義母として子どもを育てていくという設定だったので、当時の自分としては無理なく入ることができたと感じています。私は子どもを育てた経験はないので、作品の中で子育てについて、または子どもから学ぶことが多くてびっくりすることも多かったんですよ。それからいろいろなタイプの母親役を演じてきましたが、毎回それぞれ違うキャラクターにドキドキしていますし、勉強させていただいている感覚です」

 

──“ギボムス”、めちゃくちゃ大好きなシリーズだったんですが、綾瀬さん御本人にとってもターニングポイントだったんですね。

 

「印象深くなったのには理由があって。あの作品は2018年1クールで終わらずに、2020年と2022年、2024年にスペシャル版があったんです。同じ作品、同じ役で約8年間も関わらせていただいたのは初めてでしたし、そうそうある機会ではありません。それこそ1年間放映がある大河ドラマよりも長く関わることってめったにできることではないんですよ。そういう意味でもとても思い入れの強い作品になったと思っています」

 

──同じ役で経年を見せること、キャラクターとしての成長もある、というのも難しかったでしょう。

 

「そうなんですよね。すごく稀な機会だったと思います。私だけでなく、出演者全員が同じ役で年を重ねて成長をしていくなんて、めったにありませんよね。作品の中で自然な時の流れを出すことができるのは、本当に貴重な経験でした」

 

──あの作品のスペシャル版も毎年ではなく、数年の間があいているので、その間に経験した作品でのお芝居も影響していそうですよね。

 

「そう感じていただけると嬉しいですけど、私自身は毎作品必死なので(笑)」

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トップス¥50,600、ミニドレス¥810,700(共にドリス ヴァン ノッテン)

──親にはならない選択をする、いわば対極にあるドラマ『ひとりでしにたい』もありましたよね。最高でした。

 

「ありがとうございます。私もあの作品は気に入っていて、推し活とは何かを初めて知ることができて勉強になったんですよ(笑)」

 

──自分らしく生きるためにひとりを選ぶ、という選択をする、素晴らしい脚本。

 

「いいですよね。あの作品は演じていても“鳴海ちゃん(綾瀬さんが演じた役)楽しそうだな”って思ってしまったくらいです。どんな役も、共感できるところもあれば、自分には全くないところもあるので、むしろ自分にはないところや尊敬できる部分を見つけることで、役をどんどん好きになっていくんです。あのドラマの鳴海ちゃんはまさにそれ」

 

──オトナミューズ読者の世代には完全にぶっ刺さってましたよ!

 

「そううかがうとすごく嬉しいです。推し活って私やったことがないんですが、鳴海ちゃんを演じていて“推しがいるとこんなに人生に彩りが生まれるんだ”って心動かされちゃって(笑)」

 

──推しがいるとメンタル安定しますよね。

 

「ですよね。周りに推し活をしている人は多いんですけど、私自身はそこまで入れ込むことがなくて。最近気になっているのは大谷翔平さんと奥様の真美子さんかな。写真をいろいろ観ているうちに、気づくと2時間くらい経っていたりして。写真の雰囲気とかメイクの違いとかをじっくり観ちゃって」

 

──それ、推し活ですね。

 

「そうか……これが推し活(笑)」

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『人はなぜラブレターを書くのか』 2000年に起きた地下鉄脱線事故にまつわる実話をベースにしたヒューマンドラマ。監督:石井裕也/出演:綾瀬はるか、當真あみ、

妻夫木聡、細田佳央太 ほか/配給:東宝/公開:現在、TOHOシネマズ 日比谷ほか全国ロードショー公開中 © 2026 映画「人はなぜラブレターを書くのか」製作委員会

Profile_綾瀬はるか(あやせ・はるか)/1985年3月24日生まれ、広島県出身。2000年のデビュー以来、俳優として常に第一線で活躍。近作には映画『ルート29』や、ドラマ「ひとりでしにたい」での主演、大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」でのナレーションなどが。

綾瀬はるかさんインタビューの後半はこちら!

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  • ジャケット¥522,500※予定価格(セリーヌ/セリーヌ ジャパン)、ヴィンテージのTシャツ[90s Banana Republic]¥59,400(ポートレーション/@portration)、ヴィンテージのデニム[90s リーバイス501®]¥16,500(原宿シカゴ)
  • ヴィンテージのTシャツ[90s Banana Republic]¥59,400(ポートレーション/@portration)、ヴィンテージのデニム[90s リーバイス501®]¥16,500(原宿シカゴ)
  • トップス¥50,600、ミニドレス¥810,700(共にドリス ヴァン ノッテン)

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photo:YUKI KUMAGAI styling:TAKANOHVSKAYA hair:KOICHI NISHIMURA[VOW-VOW]
make-up:UDA[mekashi project] model:HARUKA AYASE cooperation:BACKGROUNDS FACTORY
text:MASAMICHI YOSHIHIRO

otona MUSE 2024年6月号より

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37歳、輝く季節が始まる! ファッション、ビューティ、カルチャーや健康など大人の女性の好奇心をくすぐる情報を独自の目線で楽しくお届けします。

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