これが最新。モデル・竹下玲奈の私服は「新しい古着と、ヴィンテージ」が欠かせない【後編】
「ベストとパンツとアウターを3点セットで買ったんです。TOROのサイトで、よくよく情報を見たらスキーウエアって書いてあって。昔、スキーするときに着用されていた服って聞いて、よりいっそう、欲しくなって。お花の刺繍が入っているんです。防水加工も、なにもないの(笑)」
竹下さんが甘いもの、フェミニンなものをわりと避けている印象をお持ちの方も多いかもしれないけれど、実はこういったガーリーなレトロ柄は大好物。セットで4~5万円くらいでした、とのこと。まさに一目惚れして買ったんでしょうね。ここにTHE ROWの厚底ブーツを合わせているのがちょっと意外。このブーツ、オトナミューズ界隈の関係者で、はいていない人を見つけるほうが難しいほど数年前からヒットしているアイテム。モデル、スタイリスト、み~んなはいています。竹下さんって「みんな持ってる」ものにそんなに手を出さない印象なんですが……?
「あ。こずこず(スタイリストの安西こずえさん)がはいているのを見て、可愛いなと思ってすぐ購入しました。でも、自分の中ではきこなすのに、時間がかかっちゃった。日常でもたまにはこうとして、『何か違うな』っていつものブーツに戻すのを繰り返して。もともとドクター・マーチンとかゴツいワークブーツ系をはくことが多いので、THE ROWも数年かけて少しずつ汚して、最近そろそろ大丈夫そうだなあ、って感じて、今日はいてみました。こういうデザイン性のあるブーツというか、洗練されたデザインのブーツって、照れがあって。やっと使いこなせるようになった感じです」
どうやら、このブーツを竹下さんが購入したのは大流行するより前のよう。流行っているから身に着けておきたいというミーハーマインドはあまりなく、撮影現場や街ではいている人のコーディネートを参考にしているうちに、満足してしまうこともあるそう。それ、もしかしたらシューズボックスにずっと置いておいて、古着と同じように、自分のなかでもエイジングが進んだってことですかね……?
「あ、そうなのかなあ。そうかも。なんでなんでしょうね、ずっと『今じゃないな』って思ってたんですよねえ」
styling & model:RENA TAKESHITA
photograph:SHOHEI KANAYA hair & make-up:TOMOE NAKAYAMA
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