オトナミューズでも大変お世話になっている、人気スタイリスト・金子綾さんの新刊がいよいよ発売に。待ちに待った本のタイトルは『妊婦本。 自分らしくいつもどおり』。昨年誕生した2人目の娘ちゃんの妊娠・出産についてをまとめた、自身初となるマタニティスタイルブックです。このタイプのスタイルブック、ありそうでなかったな~、と思いませんか? 特別にちょっとだけ中身を拝見しつつ、僭越ながら見どころなどをご紹介できたらなと思っております。
マタニティファッションが
100倍楽しくなる!
©倉本ゴリ<Pygmy Company>
SNAPいっぱい~♡
「妊婦だからではなく、『妊婦だって!』というマインドで。ファッションも思いっきり楽しもう、というポジティブな気持ちでマタニティの期間を過ごしていました。というのも、今回2人目を妊娠したのが41歳、出産したときは42歳。きっと自分にとって最後の妊娠になると思ったから。大きなお腹も妊婦ならではのおしゃれもやりきった感(笑)」。
そう話す綾さんの‟マタニティコーデの全て”が載っています。ねえこれ、もっと早く読みたかったよ、綾さん!! というのも、私自身(編集H)、一昨年に妊娠した際、何を着ていいか本当にわからなかったので……(笑)。そのときだけしか着ない服はなるべく増やしたくない、とはいえ着られる手持ちの服は限られてくる――。基本ダボダボのトップスにマタニティパンツでしのいでいたのですが、これを読むともっと楽しめたな~、いつもだったら選ばない攻めた服とか挑戦すればよかったな~、って思い返してあれこれ後悔してみたり。着こなしのコツもわかりやすく紹介されていて、リアルにマネできそうなコーデがたくさん! 自身で撮り溜めたSNAPも必見です。
これさえ買えば間違いない!
ベビーお迎え準備リストも
©渡辺修身
「出産後、慣れるまでの数カ月は本当に大変で……。見た目はもちろんですが、とにかく少しでもストレスなく世話ができるように、と厳選したものを載せています。おむつ替えひとつにしても、ボタンの多い新生児用のロンパースにイライラしてしまって。それから血眼になって着替えが楽な服を探しました(笑)[←これも載っています]。だから、まさに育児中の人、そして出産を控えている方々の役に少しでも立てたらなと思って。リアルな情報をシェア」。ベビー雑誌とはまた違う視点で、参考になります。
ということで、今後、妊婦の教科書という新たなポジションを獲得するであろうこちらの本ですが。他にも一生モノの名品を紹介するページもあったり、そもそもベーシック&シンプルなスタイリングが主なファッションのページは、妊婦でなくとも楽しめる内容! 家族のことを率直な言葉で綴ったエッセイに、ホロリとしたり……。ファッションもライフスタイルも人柄も素敵な綾さんの新刊、ぜひ手に取ってみてください♡