「カジュアルなデニムスタイルにしっかりメイクはご法度」デニムに似合うメイクをプロが解説!
10月号の「やっぱり、デニムでしょ!」特集はお楽しみいただけましたでしょうか? 仕上げとしてデニムスタイルの日にはどんなメイクをすれば洒落るのかというお話をお届けします。メイクを担当したアーティストの方々に、ポイントを解説してもらいました。岩堀せりさんのメイクを担当した、ヘア&メイクアップアーティスト・高垣賢司が考えるバランスとは?
今回メイクを担当したのは、
ヘア&メイクアップアーティスト・高垣賢司さん
デニムに合う程よいメイク感を意識
「カジュアルなデニムスタイルで、しっかりメイクはご法度。上品なんだけど、どこか気だるさも感じられるような、そんな仕上がりを目指しました。目元は薄く(下まぶただけ少し盛る)、リップをしっかり塗るのがポイントです」(高垣さん)
【SKIN】
エアリーな肌にピンクチークでピュア感を
肌は作り込まず、カネボウの透けるファンデーションで軽やかに仕上げる。Tゾーンのみ、セルヴォークのルースパウダーを。こちらもブラシでふわっとのせる程度に。ヒンスのピンクのクリームチークを鼻横あたりから頰骨の高い位置まで広く入れる。
【EYE】
眉毛と上まぶたは薄く、下まぶたをしっかりめに
眉毛はしっかり描かずレザボアのアイブロウパウダーの明るいほうでサッとなぞるのみ。目元はヘラのアイパレット左上をアイホール全体に入れ、右下を二重幅に重ねる。下まぶたには右下を涙袋を超えるくらいまで塗り、左下の締め色でまつ毛のキワを埋める。キャンメイクのアイライナーで上のインラインを細く描き、目尻はスッと抜くイメージで。まつ毛は軽く毛並みを整える程度にメイベリンニューヨークの黒マスカラをON。
【LIP】
ヌケ感あるアイメイクを、リップカラーで引き締め!
サラッとしたアイメイクなので、締める意味でもリップはきちんと塗ってOK。今回は気分に合わせて、深みのある赤めのカラーとベージュを使い分け。どちらも上品な色みで、デニムのカジュアルな雰囲気をアップデートしてくれる!
次回はヘア&メイクアップアーティスト・中山友恵さんが手がけた、デニムに似合うメイクを解説します。お楽しみに!
photograph:WAKABA NODA[TRON] / styling:KASUMI KATO / hair & make-up:KENJI TAKAGAKI[SHIMA] / model:SERI IWAHORI
otona MUSE 2023年10月号より