よしひろさん、「昨日なに観た？」 Netflix『ナルコの神』

ちょっとした時間があるとき、未見の映画やドラマに手を出したいんだけど、分かんないから好きなのを繰り返し観ちゃう……という方。映画ライターよしひろまさみちが実際に観て偏愛する作品を、本音でおすすめしますよ～。

★やめられないとまらない系ドラマがお好きな方へ★ Netflixの韓国ドラマはどれもやめられないとまらない系の睡眠不足必至ものが多いんだけど、これはマジでイッキ見で寝不足になったわ……。それが『ナルコの神』。 なにがいいって、大スターだらけ。主人公のイングは『神と共に』のハ・ジョンウ、悪役のチョン・ヨハンは韓国映画の至宝、ファン・ジョンミン、国家情報院のチャンホは『イカゲーム』のパク・ヘスなどなど。いやー、こんな豪華でいいのかしら、才能ぶつかっちゃわない？ ってくらいにゴージャス。おまけに、台湾の大スター、チャン・チェンまで登場して鼻血ブー。まいりました、まいりましたよ！ もちろんスター性だけじゃなくて、物語も超やみつき系。韓国の麻薬流通を牛耳るボスを捕まえるぞ、エイエイオー！ ってお話なんだけど、そのきっかけもいきさつもドラマチック（しかも実話ベース）。今ひとつ人生うまくいってないイングが、南米の小国スリナムでは韓国人が大好きなエイが雑魚扱いされていることを知り、一路スリナムへ。うまくいくかと思いきや、港湾を仕切る中国マフィアに目をつけられ、韓国人牧師のヨハンを頼るも、なぜか身に覚えのない麻薬取引の疑いをかけられて刑務所入り。国家情報院のチャンホから、じつはヨハンが韓国の麻薬取引を牛耳るボスだった、ということを教えられたイングは、民間人なのにヨハンの組織に潜入するという無茶ぶりを強いられるの。 きゃー、あらすじ書いてるだけでおかわりしたくなってきた！ スリルとサスペンスはもちろん、コメディ要素も満載でたまらんの。さ、おかわりしよっと。