CULTURE

よしひろさん、「昨日なに観た?」
『私ときどきレッサーパンダ』

私ときどきレッサーパンダ
ちょっとした時間があるとき、未見の映画やドラマに手を出したいんだけど、分かんないから好きなのを繰り返し観ちゃう……という方。映画ライターよしひろまさみちが実際に観て偏愛する作品を、本音でおすすめしますよ~。

『私ときどきレッサーパンダ』

私ときどきレッサーパンダ

監督:ドミー・シー/声の出演:ロザリー・チアン、サンドラ・オー、佐竹桃華、木村佳乃 ほか/Disney+にて独占配信中 ©2022 Disney/Pixar. All Rights Reserved.

★いい親と毒親って紙一重……を 体感されている方★ はーい、発表されましたよ~、映画業界最大の祭典、アカデミー賞のノミネーション。今年は配信オリジナル作品と劇場公開作がほどよい塩梅でエントリーされているので、配信で観られるものはサクッとチェックしていただきたい、と思う今日このごろ。まずあたしが再チェックしたのが『私ときどきレッサーパンダ』ね。昨年のピクサー・アニメーション・スタジオの長編。 これ、めちゃくちゃよくできていたのに、劇場公開しなかったのがおしかったのよねー。こうしてアカデミー賞候補になってくれて本当によかっただわよ。 ストーリーはググれば大量に出てきますが、メイちゃん他が変身するレッサーパンダが、やたらめったらモッフモフで可愛いの。でも、それはポイントじゃないのよねー。見どころの一つではあるけど。 注目は主人公のメイちゃんじゃなくて、そのお母さんのミンとそのまたお母さん(メイちゃんのお祖母ちゃん)のあり方。親のあり方一つで、最高の親にもなれば毒親にもなっちゃうっていういい例を、彼女らで表現しているのよ。 いや、ほんっと彼女らはみんなすごくいい人なのね。ところがどっこい、大事だろうけど今の家族と幸せに暮らすために必要? ってこと……たとえば家訓やら伝統やらなんだけど、それにしばられることで、子どもに与える影響が◎か×か二分するのねー。これはマジで勉強になりました。親世代、マジ必見。
私ときどきレッサーパンダ

気持ちが揺れるとレッサーパンダ化します

私ときどきレッサーパンダ

困ったときは友達こそ大事!

私ときどきレッサーパンダ

問題のおっかさん。愛が深いからこそ、ちょっとねー

よしひろまさみち
オトナミューズのカルチャーページ編集担当&映画ライター。おバカなコメディからおマジメ社会派まで幅広くカバー。ほんとにおもろいもんしか紹介しません。

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