梅雨シーズンは映画でまったりと。映画ライターよしひろさんお薦めの映画 & アマプラ配信作品3選！
今月もマストな映画をモリモリお届けします〜。
01／映画界のミューズ、新作キター!
『午前4時にパリの夜は明ける』
みんな大好き、映画界のミューズ、シャルロット・ゲンズブールの新作『午前4時にパリの夜は明ける』が公開されます。彼女が演じるのは、離婚後にシングルマザーとしてふんばる女性エリザベート。悲観していた自分の人生が、80年代の揚々としたパリのムードと共に前向きになっていく、という物語。シャルロットって、80年代設定がバチッとハマるわー、とうっとり。おまけにエマニュエル・ベアールとの共演って、どんだけ豪華〜!?
story 1980年代、パリ。選挙の祝賀ムードに包まれる街で、エリザベート（C・ゲンズブール）は夫と離婚し、子どもたちを一人で育てる決意をする。ラジオの深夜番組の仕事に就いた彼女は、家出少女のタルラ（N・アビタ）と出会い......。
監督：ミカエル・アース／出演：シャルロット・ゲンズブール、キト・レイヨン=リシュテル、ノエ・アビタ、エマニュエル・ベアール ほか／配給：ビターズ・エンド／公開：現在、新宿武蔵野館ほか全国順次ロードショー中
© 2021 NORD-OUEST FILMS - ARTE FRANCE CINEMA
02／傑作小説がドラマ化
『パワー』
Amazon Prime Videoで配信中の『パワー』。これ、オバマ元アメリカ大統領やビル・ゲイツなど、いわゆる知の巨人たちがこぞってオススメ図書でピックアップしたナオミ・オルダーマンの同名小説のドラマ化なの。設定はまるでスーパーヒーロー系。全世界で女子にだけ電撃ビーム能力が備わった世界の話。なんだけど、それによって男女のパワーが逆転しちゃうというスリラーです。これ、めちゃくちゃよい! ドラマを観てからでも小説版を読んでみて。女性必見・必読の作品です。
story ある日突然、世界中の10代の少女に、強力な電力を発する力が宿る。世界同時多発で起きてしまったその事象は、男女のパワーバランスを逆転させていき......。。
監督：リサ・ガニング ほか／出演:トニ・コレット、ジョン・レグイザモ ほか／Amazon Prime Videoにて独占配信中
© Amazon Studios
03／どうしてこうなった? の元です
『プーチンより愛を込めて』
まだまだ続くロシアのウクライナ侵攻問題。そもそもこの問題起こしたプーチンって何者なわけ? に立ち返る、すげードキュメンタリー映画が公開中です。その名も『プーチンより愛を込めて』。ここに出てくるのは、今の彼、ではなく、彼が指導者として頭角を現す1999年末から大統領選開票当日まで。じつはこれ、その当時、彼のPR動画を依頼されたものの、「こいつ、じつはヤバいやつじゃね?」と気づいてしまった監督がまとめた貴重な内部映像なのです。じわっと恐怖よ......。
story ロシア連邦大統領ウラジーミル・プーチンを追った、2018年製作のドキュメンタリー。控えめだった選挙活動から、現在の権威主義・半独裁体制になるまでのいきさつが明らかに。
監督：ビタリー・マンスキー／出演：ヴィタリー・マンスキー、ウラジーミル・プーチン、ミハイル・ゴルバチョフ ほか／配給：NEGA／ 公開：現在 、池袋シネマ・ロサほか全国順次ロードショー中
© Vertov, GoldenEggProduction, Hypermarket Film-ZDF/Arte, RTS/ SRG, Czech Television2018
text：MASAMICHI YOSHIHIRO
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