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今夜は星を見るのに最適! 七夕の星を見上げてみよう【星のソムリエ®︎ HARUKAの星空入門】

今夜は星を見るのに最適! 七夕の星を見上げてみよう【星のソムリエ®︎ HARUKAの星空入門】

【星のソムリエ®︎ HARUKAの星空入門】vol.3

こんにちは!星空準案内人のHARUKAです。普段は、ファッションPR・ブランドディレクターとして活動をしていますが、プライベートでは星好きが高じて、星空準案内人として星空の魅力を周りに伝えています。忙しい日々の中で、ふと見上げた夜空に浮かぶ星のことを少しでも知っていると、日常がちょっぴり豊かな時間になると感じています。そんな星空や天体の魅力を少しでも皆さんにシェアできたら嬉しいです。

vol.2 12星座の秘密はこちら

本日7月7日は七夕。願いごとを短冊に書いて笹の葉に飾る、誰もが一度は経験したことがあるのではないでしょうか。星好きの私にとって七夕は小さいころから大好きな日。星型の飾りが街のあちらこちらに見られ、心躍ったものです。今日はそんな七夕にまつわる星のお話を。

織姫と彦星って何の星?

七夕に伝わる物語の登場人物で有名な織姫と彦星。どちらも7月の夜空に実際に浮かんでいます。織姫は、こと座を形成する星の中のひとつ「ベガ」という星。東の空に白く輝く一番明るい星です。彦星は、わし座を形成する星「アルタイル」のこと。ベガを起点に右下にある明るい星です。ベガを起点に左下には、はくちょう座のデネブが輝いています。この3つの星で繋いだ三角形は「夏の大三角形」と呼ばれています。

 

今日は星を見るのに絶好の快晴! 夜空を見上げれば、はっきりと綺麗な星が見えると思いますよ。

夏の大三角形

織姫の星「ベガ」と彦星の星「アルタイル」は、夏の夜空に見える天の川を挟んで並んでいます。どちらも明るい星なので、見つけやすいですよ! 諸説ありますが、はくちょう座は、織姫と彦星の天の川の橋渡し役をする鳥「かささぎ」でもある、という言い伝えもあります。

真面目な織姫と彦星が、どうして1年に1度しか会えなくなったの?

織姫と彦星はなぜ1年に1度しか会えなくなってしまったのか、みなさんはどのくらい知っていますか?  織姫は、とても働き者で真面目な姫。美しい衣を織る仕事に一生懸命に励み、遊ぶこともしませんでした。織姫の父親である天の神は、真面目すぎる織姫が心配になり、誠実で働き者の青年、彦星に織姫を引き合わせることに。出会った2人はすぐに恋に落ち結婚。ですが、恋に落ちた2人は毎日遊んで暮らすようになり働かなくなりました。それを見かねた天の神が2人を引き離し、1年に1度、7月7日だけしか会えなくなってしまった、というお話です。なんとも悲しい恋のお話です。

5歳の息子が幼稚園から笹の葉をもらってきました。早速短冊を飾り、お願いごとを一緒に考えました。家族の幸せと健康、仕事、お金のこと、やりたいこと、行きたい場所……。 あれ、書きたいことがたくさんありすぎて煩悩の塊です・笑

今日はぜひ夜空に浮かぶ織姫と彦星を探してみてくださいね。

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