CULTURE

FRI.11.26
2021

冬の長い夜は読書で美活!
ビューティ担当が推す2

高価な化粧品を使ったり、トレンドのメイクを施したり、エステやスパでプロの手に身を委ねてみたりetc.  美容には色々な手段がありますが、心で感じる「言葉」から、凝り固まった思考や考え方をちょっと変えてみることも、ひとつの方法。

忙しない毎日で、自分自身を見つめることを疎かにしがちな年末。心身の疲れを感じたとき、ぜひ読んでほしい2冊の書籍をご紹介します。

捨てる美容

ヘアメイクの技術はもちろん、豊富な知識と次から次へと繰り出されるユニークな言葉、そしてチャーミングなキャラクターで大人気のアーティスト・小田切ヒロさん。小田切さんが3年前に発売をした書籍を、アップデートした文庫版です。

タイトルの「捨てる」は、物理的にモノを捨てることだけでなく、溢れる情報、そして心のくもりまでを削ぎ落しませんか? というメッセージ。スキンケア、メイク、ライフスタイル、3つの視点で小田切さん流の「捨てる」メソッドや考え方が詰まっています。

ご自身が、長年貪欲に美容と向き合ってきたからこそ放たれる1つ1つの言葉は、難しいことは一切なく、愛のムチのように時に厳しく、でもエイジングという避けて通れない変化を目の当たりにしている大人の心を、不思議と包みんでくれるような温かさも。

与えることも大切です。でも、本当に必要なことだけを残すための「捨てる」勇気が、意外とキレイへの最短距離かもしれません。

メソッドの中には、写真やイラストで分かりやすく解説されているものも。『やりすぎないからキレイになれる 捨てる美容』(三笠書房刊)

「美しい」のものさし

2冊目は、ミューズの誌面でも執筆を担当してくださっているビューティライター・AYANAさん初のエッセイ。『北欧、暮らしの道具店』というWebサイトでの連載エッセイを書籍化されたものです。

ご存知ない方に、AYANAさんのことをご紹介。美容を中心にさまざな媒体で活躍をされているライターさんですが、化粧品メーカーで商品企画開発の経験から、OSAJIというブランドのメイクコレクションのディレクターも担当されています。2020年には「EMOTIONAL WRITING METHOD(エモ文)」という文章のオンライン講座をスタートしたり、独自の視点で商品を紹介するインスタグラムも人気。

そんな多方面で活躍されているAYANAさんが、日々の生活で感じたことや想いを綴ったエッセイです。「ものさし」とタイトルにありますが、ご本人も記されているように、決して美の基準の正解を提示するものではなく、AYANAさんの個人的なものさしを独り言のように綴られているのだそう。

エッセイなので、割と赤裸々です。彼女の日常や日々考えていること、好きなものやことがストレートに綴られているのですが、不思議とそこに悲壮感などは全く感じられず、とても温かで、タイトルにあるように「美しい」時間が流れていて……。

“私たちは自分自身をいきていくことしかできません。だけどどう生きるかは、結構自由に決められるものなのかもしれません”

嫌なことがあった日に、何かに行き詰ったとき、不思議と手に取りたくなる「美しい」1冊です。

 

長田果純さんによる「美しい」写真も。『「美しい」のものさし』(双葉社刊)

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