ジェマ・アータートンが演じる
スパイ組織の紅一点、めちゃ強い
クリスマスイブ公開
『キングスマン』の新作!
ワイルドで突拍子もないアクションが魅力の『キングスマン』が帰ってきた。でもシリーズ3作目『キングスマン:ファースト・エージェント』は、過去2作の続きではなく、その前の話。英国のスパイ組織キングスマンの誕生を語るオリジンストーリーで、まったく新しいキャラクターが登場する。ジェマ・アータートンが演じるポリーも、そのひとり。
『キングスマン』入門編としてもオススメ
「じつをいうと、脚本をもらった段階で、私は過去2作を観ていなかったの。新鮮な視点で入っていけたから、それはある意味よかったと思っている。その後で過去作を観て、脚本にあった内輪受けジョークを見逃していたことが分かったけどね(笑)。これまで『キングスマン』を知らなかった人にもすんなり入っていける今作は、入門編としてもオススメよ。もちろん、すでにファンだった人も満足してくれるはず」
物語の舞台は、第一次大戦時のイギリス。
「役作りのために、あの時代の人々の身のこなしをリサーチしたわ。ちょっとマスキュランというか、シャープな感じなのよね。武器の使い方のトレーニングもあった。それに、戦い方のスタイルも独特なの」
そう聞いただけで、ポリーが強い女性であることは想像できるけれど、なんと彼女の職業はナニー(子どもの世話係)なのだとか。その部分でお手本にしたのは、おなじみのメリー・ポピンズ。
「メリー・ポピンズからはたっぷりインスピレーションをもらっている。ポリーも、メリー・ポピンズのようにやるべきことを要領よくきちんとやってみせる。何かを伝えるにしても、短い言葉で正確に伝える。ポリーはいわばワイルドなメリー・ポピンズよ(笑)」
かっこよくて優れたキャラクターも、思いきりかっこ悪い状況に遭遇したりするのも、『キングスマン』の楽しいところ。
「私がチーズまみれになるシーンがあるの。バカらしくて、あれは一生の思い出になると思う。そのチーズはカスタードから作られていて、実は結構美味しかったのよ(笑)」
『キングスマン:ファースト・エージェント』は、
12月24日より全国ロードショー!
text:Yuki Saruwatari / Photo:Charlie Gray