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観たら「自分の人生どうすんの?」と誰かと話したくなる。カンヌで女優賞『急に具合が悪くなる』

観たら「自分の人生どうすんの?」と誰かと話したくなる。カンヌで女優賞『急に具合が悪くなる』

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映画ライター・ムービージャーナリストのよしひろまさみちさんが、今月もマストな映画ニュースをモリモリお届けしますよ〜。

カンヌで女優賞
『急に具合が悪くなる』
6月19日より全国ロードショー

2021年の『ドライブ・マイ・カー』でアカデミー賞国際長編映画賞を受賞した濱口竜介監督、期待の最新作がカンヌ国際映画祭でお披露目。岡本多緒さんが W主演のヴィルジニー・エフィラさんとともに女優賞を受賞した『急に具合が悪くなる』が日本でもまもなく公開となります。これ、本当にすごいうえに、世界中の全女性が観るべき超大作。余命を宣告された哲学者と、そんな臨床現場が仕事場の人類学者による往復書簡をまとめた同名原作を、フランスの介護福祉現場を舞台に変えて描き出した人生論議です。穏やかな人生を過ごすためには、家族や人間関係、仕事との向き合い方などなど、考えることは山盛り。だけど、穏やかに過ごしたいがゆえに、面倒からは目を背けてしまいがちですよね。2人の立場の違う女性を通して、そこに立ち向かおうとする姿を、静かにそして圧倒的緊張感で描いています。観た人は「自分の人生どうすんの?」と考えさせられるうえに、誰かとそれを話したくなることは確実。3時間超ありますが、体感は半分くらいです。

story_パリ。介護施設の施設長マリー(V・エフィラ)は、ユマニチュード(フランス発祥の人間の尊厳を重視するケア方法)を実践しようとするも、慢性的な人員不足とスタッフの反発でうまく仕事を回せないでいた。そんなとき、たまたま彼女が知り合った演出家・真理(岡本多緒)の手がける舞台を鑑賞。彼女たちは急速に仲を深めるのだが……。

監督・脚本:濱口竜介/原作:宮野真生子、磯野真穂(晶文社)/出演:ヴィルジニー・エフィラ、岡本多緒、長塚京三、黒崎煌代 ほか/ 配給:ビターズ・エンド/公開:6月19日より、Bunkamura ル・シネマ 渋谷宮下ほか全国ロードショー
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『急に具合が悪くなる』

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  • アカデミー賞後初の新作はフランスで 『急に具合が悪くなる』
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  • 監督・脚本:濱口竜介/原作:宮野真生子、磯野真穂(晶文社)/出演:ヴィルジニー・エフィラ、岡本多緒、長塚京三、黒崎煌代 ほか/ 配給:ビターズ・エンド/公開:6月19日より、Bunkamura ル・シネマ 渋谷宮下ほか全国ロードショー

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text : Masamichi Yoshihiro

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1972年、東京都新宿区生まれ。大学在学中からゲイ雑誌『バディ』編集部で勤め始める。卒業後、音楽誌、情報誌、女性誌などの編集部を経て独立。『sweet』、『otona MUSE』(共に宝島社)で編集・執筆のほか、『an・an』(マガジンハウス)、『家の光』(家の光)、『with』(講談社)、『J:COMマガジン』(J:COM)など多くの媒体で、インタビューやレビュー記事を連載。テレビ、ラジオ、ウェブなどでも映画紹介をするほか、イベントでの解説、MCも。ゴールデングローブ賞国際投票者、日本アカデミー賞会員、日本映画ペンクラブ会員。

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