FASHION

白幡啓の真髄はここにあり!
自由な発想で着る大人の白シャツ

3枚着て、2回留めてる
シャツって無限大なの

お気づきですか? 上と下、どちらの写真の佐田さんも、ある同じ白いシャツを着ています。今月は自由な発想で服を着ることを楽しむ、おケイ先生の真髄をチラ見せ。どんな服を選ぶかも大切ですが、どう着るのかは私の自由!

ビッグサイズのシャツをケイ先生曰くちょっと90年代っぽさのあるワイドなパンツで、先生なりのコンサバティブな着こなしに。シャツ¥94,600、パンツ¥129,800(共にメゾン マルジェラ/マルジェラ ジャパン クライアントサービス)、右手薬指リング¥319,000、小指リング¥286,000(共にホーセンブース/サザビーリーグ)

試しにボタンを留めてみて「こう着たら可愛い!」と発見する。必要なのは工夫と好奇心だけ! 一番下に着たボタンダウンシャツ¥90,200、真ん中に着た本当は水色のストライプシャツ¥67,100、右ページでも着用した一番上に着たシャツ¥94,600、ジャケット¥335,500(全てメゾン マルジェラ/マルジェラ ジャパン クライアントサービス)、シューズ、ソックスはおケイ先生の私物

「こっちのほうが可愛い!」それが全て。
そのために大人は
ボタンのかけ違いすら楽しんじゃうのよ

天気とか気分とか、予定とか、いろいろあって朝、服を選ぶじゃない。流行りの丈とかもあるし。だから昔からハサミで切っちゃったりもするの、コートの袖とかニットとか。あ、切ったものは一応取っておくよ、いつかくっつくかもしれないから。逆に買ったとき想像したシルエットと違った服は、朝、縫うこともある。形を変えるために。背中にダーツをたくさん入れたり。服は自分のからだに合わせるの。その日のコーディネートの可愛さが最優先でしょ。 だから今ならシャツもショート丈にしたいと思って、右はビッグシャツをそのまま着ているけれど、左では一番下にまず、ビッグシャツと同じシルエットのボタンダウンシャツ-同じものを私も持っていてすごく着てるーを着て、次に短めの丈のストライプのシャツを重ねたの。そして右と同じビッグシャツの裾のほうのボタンホールを上から2番目? のボタンに留めてみました。ドレープが出て素敵でしょ。服は決められたとおり着る必要ないの。個性が大事な時代でしょ。自由に着て素敵で楽しければ、それでいいと思わない?
前回の「THAT IS」はこちら

スタイリスト白幡啓好評連載・That is /[thàt ìs]
スタイリストでstyling/のディレクター白幡啓が独自の視点でファッションにまつわる気になる「アレ」を取り上げる連載。あだ名はおケイ先生。ちなみに「アレ」とは白幡さんの口ぐせ。

Styling_KEI SHIRAHATA[LOVABLE]Photograph_KATSUYA NAGATA[aosora]Hair & Make-up_KYOHEI SASAMOTO[ilumini.]Model_MAYUMI SADA

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