「今季は丈の長いデニムが基本!」スタイリスト新居由梨さんが着こなしのポイントを伝授。
デニムスタイルの仕上がりを大きく左右するのは足元! 自身もデニムフリークなスタイリスト新居由梨さんに、今選ぶべきシューズと重要なファクターを教えてもらいました。
「そもそもなのですが、今ってデニムの丈は長めが基本。シルエットはフレアでもストレートでもお好みでOKです。なのでひと昔かふた昔前に流行った3首見せの法則みたいなものをいまだに信じていて、足首を見せる丈にこだわっている大人の方がもしいらっしゃったら、今すぐ丈を長くすることをオススメしています。そもそも、購入時の丈が重要。裾は少なくとも、地面に触れるくらいかそれ以上にしてくださいッ! 丈が長ければ正直、スニーカーでもブーツでも基本的に靴は選び放題と思ってください。
その上でクロップト丈をはきたい方は、ソックスや足首にポイントのあるブーツなどで肌分量を調整。だから今一番バランスが難しいのは、オーセンティックなくるぶし丈かもしれませんね。私は2016年からザ・ニューハウスというブランドを展開しているんですが、顧客の方にも『裾を足首に溜めてはいてください』って言ってるんです。躊躇する方もいらっしゃいますが、しつこく何年も言い続けます(笑)、違うのよ! その溜まりがあなたのスタイルをよく見せるの!って。
そしてデニムはウエストで合わせなくてOKなんですよ。骨盤やヒップに合わせることで、ウエストが余っても、ワンサイズ下げなくていいんです。たいてい骨盤になりますが、ご自身の一番太い部分に合わせることで、脚をキレイに見せましょう。もう、できることならみんなの似合うデニム丈を選んでさしあげたいです(笑)。とにかく長めを!」(新居さん)
「大人の女性にものすごくよく聞かれるのがソックス問題。今って厚手のボーイズっぽい着こなしかキレイめな女性らしい着こなしか二択だと思うんですが、ソックスって印象を決めるから、どちらにも対応しましょ」
いかがでしたか? 次回はさまざまなタイプのデニムを用いた旬なスタイリングと、それに合わせるべきオススメのシューズをご紹介します。お楽しみに!
photograph:MASAKI MIYASHITA (model), MAYA KAJITA[e7](still) / styling:YURI ARAI hair:HORI[bNm] / make-up:NAOYUKI WATANABE[3rd] / model:RENA TAKESHITA / cooperation:BACKGROUNDS FACTORY
otonaMUSE 2022年10月号より