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スタイリスト小嶋智子 × デザイナー幾左田 千佳による対談が実現! ふたりの出会いから撮影の舞台裏まで「チカ キサダ」 の世界【前編】

デザイナーとスタイリストとして信頼を寄せ合い、プライベートでも仲よし。「バレエのエレガンスとパンクの生命力」をテーマに掲げ、儚さと強さを表現する「Chika Kisada(チカ キサダ)」。ブランドの世界観をルック撮影を通して共に作りあげている2人が、本誌のためにふたりの出会いから撮影の舞台裏まで語ってくれました。

憧れをシェアしながら、大好きな服で「大人の女性像」を紡ぐ

━━━おふたりの出会いについて教えてください。 幾左田千佳(以下C) 小嶋さんとは以前からの知り合いだったんですが、ここ3シーズンはルックのスタイリングをお願いしています。プライベートではご飯に行ったり、ファッションの話をしたり。初めて会った日、綺麗なピンク色のファーのコートを着て髪の毛をシニョンにまとめていて。現れた瞬間、『素敵な女性だな、大人がピンクを着るのっていいな』って思いました。いまもその記憶は昨日のことのように鮮明で、第一印象のままなんです。 小嶋智子(以下T) 本当に? 〈チカ キサダ〉は、仲よしのヘアメイクさんが「絶対好きだから、展示会に行った方がいい」と教えてくれて、いつかお借りしたいと思っていました。でも実は、少し近寄りがたいブランドだと思っていたんです。すごく素敵だけど、圧倒的な世界観があるし。そんななか、友人たちの集まりで千佳さんに偶然お会いすることができたんです。 そのころは東京コレクションとミラノコレクションを経験して、ブランドを成長させたいという思いが強まるなか、リスペクトする人と一緒に女性像を考えながらルックの撮影がしたいと思うようになっていて。で、スタイリングは小嶋さん、写真は熊谷勇樹さんというチームがぴったりだった。 完成度の高い服作りを見せてもらいつつ、プライべートでも仲よくしてくださるのが嬉しくて。千佳さんが手がける3つのブランドのうち、まずはREKISAMI(レキサミ)やDANSKIN(ダンスキン)でお仕事を一緒にするようになったんですよね。 ━━━〈チカ キサダ〉はオトナミューズでも掲載される機会が増えていますよね。 いつも素敵なカットばかりですが、特に梨花さんが大自然の中で着ていた姿が素敵だなと思っていました。
オトナミューズ2022年8月号

小誌2022年8月号より

動きが可憐で、ムービーも可愛いんですよ。走っている臨場感が洋服のよさを引き出しているし、ご本人の魅力もチュールドレスが際立たせていて。草原に裸足のほうがラグジュアリー感が漂うので、シューズはなし。この日の梨花さんは、私服でも〈チカ キサダ〉のブルゾンを着ていたんですよ! 撮影現場の写真を見せてもらって知りましたが、まさかと驚きました。ファッションが大好きな方が普段から着てくださっているなんて。とてもお似合いだし、光栄です。 梨花さんは撮影中すごく動くので、どんなに素敵でも着心地が悪くて動けない服ではなく、動きまわれていい雰囲気を纏える千佳さんの服がぴったり。大人がチュールを着ても決してほっこりすることなく、凜と佇んでいられる服ってなかなかないですよね。素材を贅沢にあしらっているから、チュールを腕に抱え込んでもいいボリュームが出るし、だからといって重くないの。羽が舞うように軽やか。 この写真も、スタイリングに裏切りがあって可愛い。カーキのチュールドレスにオレンジのタイトなドレスを合わせようとは、まず思いつかないですよね。髪のまとめ方も、ドレスとの足し引きのバランスが完璧。
オトナミューズ2021年6月号 梨花さん

小誌2021年6月号より

ご本人もこれが一番好きだったの。絶対表紙だって(笑)。ヘアスタイルについては、ヘアさんともタイトにするかボリュームを出すかで、かなり真剣に話し合って決めました。 小嶋さんは、色の表現をいつも大事にしていて、色の合わせが絶妙なんですよね。そして、大胆なスタイリングの中に、『私もこのまま着てみたい』と思う共感ポイントがちゃんとある! ちょっと雰囲気を変えてみたくて、下にヴィンテージのレースを合わせたことも。

小誌2021年11月号より

ダークトーンの大人っぽいこの写真も大好き。自分が目指しているムードをすっと表現してくれる梨花さんって、やっぱりすごい存在だと思います。 どの特集も、ストーリー性があっていい。誌面から、皆さんのファッションへの愛が伝わってきます。

小誌2021年11月号より

Chika Kisada’s LOOK VISUALS FROM
2022SS-23SS

幾左田さんによって紡がれたポエムをベースに制作される毎シーズンのビジュアル。この3シーズンは今回出演いただいた小嶋さん、フォトグラファーの熊谷勇樹さんが参加し、セッションを繰り返して紡ぎ出されたそう。22SSのシーズンテーマはSymphony、22AWはBeing、23SSは装飾。日常にとけ込むロマンティックなコレクションに、心が躍ります。

▶︎ 2022 SS LOOK

▶︎ 2022 AW LOOK

▶︎ 2023 SS LOOK

チカ キサダ デザイナー 幾左田 千佳

Chika Kisada デザイナー・幾左田 千佳
幼少期よりクラシックバレエを学ぶ。バレエダンサーとしての経験を活かし、2007年〈REKISAMI(レキサミ)〉、2014年〈Chika Kisada(チカ キサダ)〉を立ち上げ、現在に至る。

スタイリスト 小嶋智子

スタイリスト 小嶋智子
2011年よりスタイリストの青木千加子氏に師事し、2015年に独立。女性ファッション誌や広告、カタログ、俳優のスタイリングなどを手がける。フェミニンでロマンティックな世界観にはもちろん、ヴィンテージをミックスした私服にもファンが多い。

photography:YUKI KUMAGAI / text:AIKA KAWADA

otonaMUSE 2023年1月号より

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