「彼との出会いが自分を許せるようになった転機」ダンサーにして俳優【菅原小春】さんの一問一答
―それは楽しみですね! 菅原さんはとてもエネルギッシュで、一途に夢を実現させていくイメージがありますが、実際はいかがですか?
う〜ん、人に言われて気がついたのですが、なんか努力家みたいです(笑)。
―でも、努力している自覚はなかった?
20代までは、もっともっと上にいけるはずだって、一瞬たりとも力を抜いちゃダメだって自分に負荷をかけることは、努力ではなく当たり前だと感じていたような気がします。でも、自分の大好きなダンスが仕事になって、お金に直結するようになってから、だんだん違和感が出てきてしまって……。自分でもキツいって分かっているのに、それでも追い込んでいたから、気分の浮き沈みもすごくて、ダンスをやめたいって思うことがほとんどでした。
―踊っている映像からも、その“ストイックさ”は伝わってきていた気がします。
あのころは、本当にストイックだったと思います。自分を労って、褒めてあげる余裕がなかった。でも、そんな自分を変えるきっかけをくれたのが、今のパートナー(2025年に結婚した俳優の黒田大輔氏)なんです。
―彼との出会いが転機に?
はい。私は昔から寒いのが苦手で、冬になると毎年落ち込んで、なんでこうなっちゃうんだってヘコんでる自分をまた責める……みたいなことの繰り返しだったんですが、彼が「人間だって動物なんだから、冬眠するのが普通だよ。だから休めばいいんじゃない」って言ってくれて。それが、いい水を飲んだときのようにスッと私の心に溶け込んで「そっか、私、休んでいいんだ」って。それから少しずつ自分を許せるようになったんです。

ジャケット¥660,000、ブラ¥282,700※参考価格、スカート¥225,000(全てジバンシィ by サラ・バートン/ジバンシィ ジャパン)

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Profile_菅原小春(すがわら・こはる)
幼少期にダンスを始め、10代で渡米。独自のダンススタイルが世界で高く評価され、国内外の著名アーティストと共演・振付も担当。2019年、米フォーブス誌「30 Under 30」世界に影響を与えるアジアの30歳以下のタレント30人の1人としてエンタメ部門にて選出。同年、NHK大河ドラマ「いだてん〜東京オリムピック噺〜」で俳優デビュー。2025年公開の映画『海辺へ行く道』では、第39回高崎映画祭、最優秀助演俳優賞を受賞。
PROFILE_長澤実香(ながさわ・みか)。 札幌生まれ。地元の広告代理店でのOL経験を経て、ファッションに携わることを目指し上京。モードをリアルなスタイリングに落とし込む達人として、コンサバ誌からモード誌まで幅広く活躍する人気スタイリストに。説得力のあるスタイリングポリシーと、切れ味のよい軽快な語り口が魅力で、トークショー、ブランドとのコラボレーション、ディレクションなどオファーは多岐にわたる。
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この記事の画像一覧
direction & styling: MIKA NAGASAWA
hair: ASASHI[ota office]
make-up: SADA ITO
text: MIWAKO YUZAWA
cooperation: BACKGROUNDS FACTORY
otona MUSE 2026年6月号より
EDITOR
37歳、輝く季節が始まる! ファッション、ビューティ、カルチャーや健康など大人の女性の好奇心をくすぐる情報を独自の目線で楽しくお届けします。
















