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洗練されたY2Kを楽しもう【2023年春夏】スタイリスト加藤かすみさんが解説。大人が知っておくべきトレンドキーワード3

ビッグバッグは左から:エルメス、ジル サンダー、ルイ ヴィトンの2023年春夏コレクション
みんな気になる2023年の春夏トレンドをチェック。まずは人気スタイリスト加藤かすみさんと、ファッション担当Tによる、ランウェイ発、大人のためのリアル流行分析からスタート!
編集T(以下T) 今シーズンも根底に感じる大きなムードはY2K。ですが、ブームが続いたここ2年を経て、グッと表現方法がモダナイズされ、我らリアルY2K世代が着やすくなった気がしませんか? 私たちが見慣れたって言うのもありますが(笑)。 加藤かすみさん(以下K) 分かります。2人して「好き!」と叫んだマックスマーラやヴァレンティノのルックみたいに、私たちが好きなシンプルで洗練されたスタイルにY2Kタッチが溶け込んできている。 T 大人がどう着こなすと素敵かのTIPSが詰まっていますよね。クロップトトップスやボディラインに沿うシルエット、シャイニーなテクスチャー、トランスペアレントなシューズなど、ザ・Y2Kな要素が盛り込まれているのに、全体的にはシックでエレガント。そこが素敵! K そう! マインドとしては、年齢を変に気にせず生きていたいんですが、実際問題、年は取る。脳内バーチャルでは着られても、リアルがついていかないのは往々にしてあるんですよね。 T ああ、耳が痛い……。私もよく加藤さんに「それはちょっとやめときなさい」って言われてますよね(笑)。 K ふふ(笑)。ちゃんと年齢を反映するから素敵に見える着こなしはある。そのリアリティの見極めがポイントよね。でも、新しいものを楽しむ姿勢がずっとあるのはすごいことだと思うの。ミューズは出演者もスタッフも読者も、みんなそうよね。トレーニングとかボディメンテナンスもちゃんとするし、美容も情報通が多いし。人生を楽しむのに貪欲というか(笑)。だからパワフルだし、楽しそうなのよ。 T そんな我らの4月号のトレンド特集のテーマは、まさにその「リアリティ」。スタイリスト界きってのリアリストである加藤さんと一緒に、たくさんあるキーワードの中で、本当にミューズ読者がチェックすべきものしか取り上げないという、なんともジャイアンな流行分析に振り切ってみました(笑)。 K いいんじゃないですか(笑)。今、トレンドの全体像を知る手段はたくさんある。でも、その中でミューズなテイストが好きな人は、自分たちにとって取り入れるべきキーワードがどれかが、知りたいんですもの。 T まさにそう思って! じゃ、早速コレクション発の注目キーワードを発表していきましょう!

1. SLEEK & LONG
今季はスリークなIラインがランウェイを斡旋!
黒やヌードトーンでエレガントに

左から:サンローラン、ジバンシィ、ヴァレンティノ、フェラガモ、サンローラン、プラダの2023年春夏コレクション

左から:サンローラン、ジバンシィ、ヴァレンティノ、フェラガモ、サンローラン、プラダの2023年春夏コレクション

左から:マックス マーラ、マックス マーラ、ヴァレンティノ、マックス マーラ、フェンディ、バレンシアガの2023年春夏コレクション

左から:マックス マーラ、マックス マーラ、ヴァレンティノ、マックス マーラ、フェンディ、バレンシアガの2023年春夏コレクション

2. BIG BAG
スタイリングの一部のような
ビッグバッグで着こなしに新バランスを

ビッグバッグは左から:エルメス、ジル サンダー、ルイ ヴィトンの2023年春夏コレクション

左から:エルメス、ジル サンダー、ルイ ヴィトンの2023年春夏コレクション

ビッグバッグは左から:フェラガモ、マックス マーラ、ジル サンダーの2023年春夏コレクション

左から:フェラガモ、マックス マーラ、ジル サンダーの2023年春夏コレクション

3. LEATHER
肌見せやシアーの軽やかなトレンドにマッチ!
シックなエレガンスを演出するレザー

レザーアイテムは左から:サンローラン、エルメスの2023年春夏コレクション

左から:サンローラン、エルメスの2023年春夏コレクション

いかがでしたか。次回からは実践編。ランウェイ発のトレンドを受けて、リアルに着こなすためのポイントを解説していきます。

photograph:SPOTLIGHT, GETTY IMAGES

otona MUSE 2023年4月号より

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