スタイリスト安西こずえが
今「ガチで買いたい!」メンズアイテム12選
この秋、スタイリスト安西こずえさんがリアルに買った&狙っているメンズ12アイテムを厳選してピックアップ! 表記したサイズは身長165㎝の安西さんが着用した際のベストなものです。参考にしてみてくださいね!
1. ROLEXのヴィンテージ腕時計
「華奢な女性らしい腕時計ももちろん素敵だけど、メンズ畑で育った私は若いころから“メンズROLEX派”。大振りな腕時計を女子が着けると、手首が華奢に見える、その感じがたまらないの。ちょっと使い込んだ感がある風合いと年代で変わるベゼルのデザインも含め、私はヴィンテージが好き♥」(安西さん)
2. visvimのデニムパンツ
「ヴィンテージデニムと言えば私にとってはリーバイス一択ですが、お気に入りをジャストサイズで探すのは至難の技であり意外とお高い(笑)。そんな中、ヴィンテージじゃないのに、絶妙な色落ち具合が本当に上手と一目置いているのがvisvim(ビズビム)のデニムパンツ。少々値は張りますが、トレンドと関係ないから何シーズンもはけるので、間違いなく元は取れるはず」(安西さん)
3. MINEDENIMのドットシャツ
「削ぎ落とされたパリッとしたフォルムと小襟が私のツボにハマったMINEDENIM(マインデニム)のドットシャツ。ウィメンズにもドットのシャツはあるけれど、素材が柔らかかったり、透けていたり、ディテールが甘かったりと、布帛でここまでストレートなデザインはないのよね。レザーのミニスカートに合わせたいなって、今から秋スタイルの妄想を膨らませているところです」(安西さん)
4. Kleurenのリブソックス
「昨年ローンチしたばかりのKleuren(クルールン)は、“靴下フェチ”の私の厳しいハードルを見事に超える素敵なものに出会えるブランド。このリブソックスは、エジプト綿使用で上質なのはもちろん、長めの丈がいいアンバイで足元にクシュッとアクセントを加えてくれるんです。ウィメンズではなかなか見つけられない薄手の生地感といい、なんともおしゃれなカラバリといい、もう全色買うしかない!」(安西さん)
5. JOHN LAWRENCE SULLIVANのドレスパンツ
「仕立ての美しさ、品のある生地の光沢感に気持ちがピリッと引き締まるドレスパンツは、メンズならではの“ドレスアップ感”が好き。あえて女性が取り入れることで、上級エレガンスが叶うって思うんです。私がもし男だったら、ドレスパンツを素敵に着こなす女子に出会ったら、絶対落としたくなる(笑)! 女性にもはきこなしやすいサイズ感が秀逸なジョン ローレンス サリバンはオススメの1本」(安西さん)
6. nanamicaのVネックカーディガン
「ゆったり着られるハイゲージのVネックカーディガンも、ウィメンズではあまりお見かけしない品。ざっくりした編みのはあるんだけど、ハイゲージってどうしてもツインニットみたいなクラシックでレディなデザインが多くなる。そういうときこそ、メンズブランドをリサーチ! こんなメンズカーデは、インナーに華奢なキャミを合わせたギャップのあるコーディネートをするとかなり可愛いのです」(安西さん)
7. N.HOOLYWOODのダウンベスト
「この秋はコンパクトなベストが気分。モデル着用ではカシミアベストを取り入れてましたが、ダウンならもこもこ感のないシンプルなステッチレスを。今年の気分を叶えてくれるモード寄りなデザインは、いろいろ吟味した結果“メンズに正解アリ”が私の結論。女子でもコンパクトに着られるN.ハリウッドのダウンベストは私も愛用中です」(安西さん)
8. The Elder Statesmanのタイダイニット
「肩の力が抜けたタイダイ柄は本当は好きな柄なんだけど、往々にしてギャルっぽくなりがちで、ウィメンズの中から品のいい大人のタイダイ柄に出会えることはめったにない。実は、モノトーンなど大人がサラッとまとえるタイダイ柄って、メンズのほうがバリエーション豊富なんです。少々投資しても長く着られるThe Elder Statesman(ジ エルダー ステイツマン)のタイダイニットは投資の価値あり!」(安西さん)
9. visvimの3枚パックTシャツ
「ウィメンズでもビックシルエットTが主流な今、半歩先を行くならvisvim(ビズビム)のパックTを。パックTと言いながらお値段は可愛くありませんが、仕立てや生地感、フォルムの優秀さには太鼓判。絶妙ニュアンスカラーの3色セットは他にはない逸品です。仕事から週末まで使えるオールマイティさが、私のハートを射止めました。早くも完売の兆しで焦ってます」(安西さん)
10. MEN’Sのガチャベルト
「靴下と同様にレディスではなかなか見つけられないのがこういうラフなベルト。いかようにも調理できるハズしアイテムのダブルバックルやガチャベルトは、やっぱり本家のメンズからのチョイスが正解。ゆるいメンズパンツをガチャベルトでギュッと締めるコーデは我ながらキュン♥」(安西さん)
11. CHICSTOCKSのタートルネック
「とにかく極細なスーパーエクストラファインメリノウールはニットを感じさせない着心地。素材感にとことんこだわる点もメンズアイテムならでは。あえて大きめのサイズを選べば、インナーにはもちろん初秋の単品コーデにも活躍。サラッとした着心地で、秋冬だけでなく、春夏にもサラッと使えるクオリティ高い素材感は1枚持っておくと便利です」(安西さん)
12. JOHN LAWRENCE SULLIVANのビッグホワイトデニム
「個人的にホワイトのビッグデニムが超大好き! ウィメンズだとコンサバ過ぎたり、なかなか理想のバランスに出会えないのですが、サイズが豊富なメンズにはいいアンバイがアリ! ユルサイズのホワイトデニムをガチャベルトでクシュッと締めて、仕上げは夏なら白タンク、秋冬ならカシミアの白タンク。季節問わずオールホワイトが私の鉄板」(安西さん)
photograph:TISCH[MARE inc.](model), TAKEHIRO UOCHI[TENT](still) /
styling:KOZUE ANZAI / hair:TETSUYA YAMAKATA[SIGNO] /
make-up: YOUSUKE TOYODA[Rooster] / model:RENA TAKESHITA / text:MADOKA NABESHIMA / web edit:ANNA TOGASHI
otonaMUSE2021年10月号より