スタイリスト安西こずえさんがパーソナルスタイリングで田波涼子さんのお悩み解決!
オトナミューズでも大人気のスタイリスト・安西こずえさんが、モデルの田波涼子さんのパーソナルスタイリングをずっと手掛けているらしい。前回そんな噂を聞きつけ、実際にどんなことをしているのか見せてもらってきました。今回はいよいよリアルなスタイリング編です! 田波さんが抱える着こなしのお悩みをもとに、安西さんが今っぽい新鮮なコーディネートを提案してくれましたよ♡
お悩みトーク1
「これからの季節、ニットもパンツも
同じような着こなしになっちゃうの」 ──涼子
「ここはパーンと、ルメールで!
涼ちゃん腰高だから絶対似合う!」──こず
「とにかくさ、涼ちゃんは腰の位置が高くてお尻もちゃんとあってワイドパンツなんかすっごくキレイにはけるの。こずが昔持って行ったブラミンクのパンツも似合うし、ヘビロテで着てるハイクの紺のニットも全然可愛いんだけど、せっかくだからルメールからハイゲージのニットとテロッとしたパンツ借りてきた。メタルな靴もアクセントよ、これ」(安西さん)。
「ねえ、この帽子超欲しい!」(田波さん)。
「こずもこれ買ったよ(笑)。やっぱ好きかー、これ!」(安西さん)
お悩みトーク2
「同じドレスをヘビロテしちゃうんだよね~」──涼子
「今年はカッティングタイプを選んでみたら?」──こず
「欲しいのは、ぺろっと1枚でもごはん食べに行けて、ブーツにも合うドレス。結局、こずこずが以前持ってきてくれたモード系の黒っぽいのを着ることが多いんですよね」(田波さん)。
「それはそれでいいんだよ。ただ、今年はカッティングのデザインからシアーなニットが見える着こなしとかもいいんじゃない?」(安西さん)。
「えー、脚が見える! 無理だよ~!」(田波さん)。
「そんなこと言わずに着てみて。脚だってキレイなんだからさ!」(安西さん)
お悩みトーク3
「デニムって今、何がいいの?」」──涼子
「LOEFFのハイウエスト、おソロにしよ!」──こず
「涼ちゃんってうっすいブルーの古着っぽいデニムのイメージ。それもいいけどアップデートするならもう絶対ハイウエストで、裾はテーパードで色濃いめね。これ、こずもはいてるやつで、ニットはうちのだからごめん正直、まんま、こず。でも似合うと思う」(安西さん)。
「何気にベルトも合わせてくれてるー」(田波さん)。
「もちろん。腰位置高いし腰がかっこいいから、見せてこ。ハンサムな雰囲気も今、いいよ」(安西さん)
お悩みトーク4
「なんで、甘めのシャツが多いんだろ」──涼子
「今年は絶対、サイズもハンサムなシャツを着て!」──こず
「こず屋で買ったセシル・バンセンとか子どもの入学式にも使ったし、普通にカジュアルにも着てた。ちょっと甘めのブラウスって学校とかのシーンにも使えるのよね」(田波さん)。
「そろそろハンサムなシャツも足していこうか。ジェンダーレスなブランドも増えて、サイズ感も大きめが選べるから、ハンサムにバサッと。で、絶対パンツ。子どもも大きくなってきたんだし、そろそろ涼ちゃん自身に似合うものを、幅を広げて楽しんでいこうよ。まだまだ新しい涼ちゃんって感じられる服、たくさん、あるから」(安西さん)
お悩みトーク5
「買ったばっかの白タートルネック、どうやって着ようかなあ」──涼子
「まずは、オールホワイトじゃん?」──こず
「このトップスこの間買ったの」(田波さん)。
「いいじゃん、可愛い。こずだったらパンツも白にしてオールホワイトにするな。小物でさ、毛の生えたベージュのバッグとか合わせて個性を出しつつ、オールホワイトスタイルにするな」(安西さん)。
ブーツもアップデートしたい!
「あとね、一昨年こずがコラボしてたサイドゴアブーツはヘビロテしてるんだけど、今年ブーツ買うならどんなの?」(田波さん)。
「レースアップもいいけどロングもいいんだな!」(安西さん)
取材&撮影を終えて
「もう、こんな個人的なお買い物にオトナミューズさんにお付き合いいただいて、本当によかったんでしょうか(笑)。あー、楽し過ぎました。少し前、上のコが『ママ、これまでいっぱい一緒にいてくれて僕は本当によかった。でもいいよ、もう一回お仕事してみたら?』って言ってくれて。私はもともと2つのことを同時にできないタイプで、ちょっとでも目を離すと成長していく子どもたちの瞬間を絶対に見過ごしたくなくて、お仕事を休むという選択をしたんですけれど。自由な時間が少しずつ増えてきて、今は家族のことはもちろん第一に、少しずつ自分にできることからやってみようかな、と思えるようになりました。着る服も少しずつ変わっていきそうな気がします。お仕事も、お洋服も、やっぱり好きだし、楽しいです」──田波涼子さん
安西さんによる旬な着こなしを纏った田波さん、いかがでしたか? つい同じようなものばかり買ってしまう etc.など、共感できるお悩みがたくさんありましたね! 読者のみなさんも普段選ばないようなアイテム、着こなしにチャレンジして新たな自分を発見してみてくださいね♡
田波涼子さん
10月8日生まれ、東京都出身。1997年よりファッション誌『JJ』(光文社)の専属モデルとしてデビュー。 数多くのファッション誌の表紙を飾る人気モデルとして活躍する一方、女優としても活動。2011年に第一子を出産、2児の母としても充実した日々を送る。
photograph:TAKAO SAKAI[aosora](model), MAYA KAJITA[e7](still) / styling:KOZUE ANZAI[COZ inc.] /
hair & make-up:NOBUYUKI SHIOZAWA[mod’s hair] / model:RYOKO TANAMI
otonaMUSE 2022年1月号より