FASHION

春はあけぼの夏は夜──。
鈴木えみが纏う、
ケイタマルヤマ最新コレクション

平安時代に清少納言が執筆した随筆『枕草子』のフレーズ、「春はあけぼの夏は夜」をテーマにしたケイタマルヤマの2022年春夏コレクション。今回は、咲き乱れる花々や霞がかった美しい春の情景を、ケイタマルヤマのフィルターを通して表現した新作をご紹介。

FLOWER MOTIF TOP

一目見た瞬間恋に落ちてしまう、爛漫と咲き誇る桜の花をモチーフにしたフード付きプルオーバー。一枚一枚丁寧に色付けされた花びらの淡いグラデーションが、春の霞を思わせる。同シリーズのスカートも展開しているので、セットアップでドレスライクにも。

プルオーバー¥385,000 ※オーダー生産（ケイタマルヤマ）

着物に用いられる小紋柄があしらわれたブラウスとドレスは、どこかモダンな印象。質感の異なる鮮やかなパンツをレイヤードすれば妖艶で大人っぽいムードに。凹凸のある表情豊かな素材やスリットにほどこされた飾り紐など、細部までこだわりがたっぷり。

ブラウス¥55,000、ドレス¥77,000、パンツ¥77,000※全て3月発売予定（全てケイタマルヤマ）、シューズはスタイリスト私物

牡丹や桔梗、アザミなど、日本庭園に咲き乱れる和の花々を贅沢に閉じ込めたジャカード織コート。共布ベルトでウエストをぎゅっと縛ってドレスのように、シンプルなコーディネートにサラリと羽織って主役アウターとして、その存在感を十分に味わいたい。袖を折り返して裏地のベロアを見せることで表情も一層豊かに。

コート¥176,000、中に着たドレス¥85,800（共にケイタマルヤマ）

ケイタマルヤマの人気アイテムのひとつ、フーディの新作は、花鳥風月を大胆な刺繍とプリントで表現した1着。トレンドのシャイニーなプリーツスカートと合わせて、あえてフェミニンなテイストとのコントラストを楽しんで。ピンクの他、グリーン、サックスブルーと気分の上がる春らしいカラーが揃う。

フーディ¥55,000、スカート¥79,200（共にケイタマルヤマ）

ツヤのある滑らかな生地に花の織模様がさり気なく入ったジャンプスーツは、ワイドなシルエットながら自然な落ち感で上品に着られる。胸元のパイピングとチャイナカラーがエキゾチックムード漂う1着。シアーガウンと合わせれば、まるで天女のよう。

ジャンプスーツ¥99,000、シアーガウン ※参考商品（共にケイタマルヤマ）、シューズはスタイリスト私物

photograph:SAYO NAGASE / styling:KEIKO SASAKI[AGENCE HIRATA] / hair:DAI MICHISHITA / make-up:KAZUKO HAYASAKA / model:EMI SUZUKI

otonaMUSE 2022年4月号より