洒落見えのコツは“味方パンツ”に在り。
おケイ先生の高次元コーデ術
今月の大特集が「洒落見えの理由」と聞いたおケイ先生。「それはね、味方になるパンツを見つけることよ」と、自身が手掛けるstyling/の名品パンツを例に教えてくれました。もちろん随所に「お、おう‥‥」と驚かざるを得ないおしゃれが過ぎるコーデ術も潜んでいます。
「どんなイメージでそのパンツをはきたいの?
サイズで選ぶなんてつまらないわ」
ー白幡啓
ー先生、今月のオトナミューズは「洒落見え」がテーマですがズバリ、秘訣は!?
白幡啓 「まずは『味方パンツ』を見つけることね。脚を細く長く。サイジングはあってないようなものよ、背の高い人が短め丈でも、その逆でも。ただそのパンツが自分の味方になっているか、よ」
ーそこが難しいんですよ‥‥、今、手っ取り早く洒落て見えるパンツないです?
白幡啓「ワイドパンツね。うちのブランドでは今季スーツで提案しているんだけど、いわゆる『会社に行かないスーツ』がやっと主流じゃない。やっとよ! やっとみんながジャケットをおしゃれに着る時代がきたの。中に何を着るかが各自の課題ね」
ー先生は素肌にベストなんですね。
白幡啓「うちはサイズSとMを作る際、太さはそんな変えないけどものによって丈を5cmくらい変えるときがあるのね。普通1サイズ差って1.5cm程度。それは味方パンツ選びのためよ。テーパードパンツもブランド創設時からこだわり倒してる。そもそも女性がキレイに見えるものだから、これはジャストサイズを選ぶべき。だから今季は3サイズ展開、小さいのを作ったの。今はいてるベージュは真ん中サイズだけどやっぱり、私は1サイズ下げたほうがいいわね‥‥、あ、ブーツにパンツの裾をフロントインするのが気分。あとこれ、ブラトップとセットで販売するけど、既にすごく人気なのよ」
ーきましたね時代が。ブラトップといえば、おケイ先生ですからね。しかし先生、そのネックレスも素敵ですね。
白幡啓「これ? ああ、長いのが欲しいなと思って、チェーンを2つ繋げたの」
ーえ、自作ですか! じゃあ先生青いバッグのチェーンは? これ売ってます?
白幡啓「売ってないよ。自分らしくしたくて、昔買ったボディチェーンを思い出してさ。アクセね、拘束具みたいな。それを解体して付けたの。
で、いつの時代もおしゃれな人が必ずはいているのがミリタリーパンツ。だから毎シーズン形や素材を変えてて、今季はキレイめに見えるように、麻混。ヌケ感を出すならこういうのよね」
ー先生ジャケット裏返ってますよ。撮影しますから着るなら戻してください。
「裏返しで着てるの! 裏地のほうが可愛くない? ずっとシンプルが主流だったけど今、レイヤードがキテるでしょ。重ね着って自由に楽しむものだからいいの。ただパンツのシルエットは1cmも妥協しないで。味方パンツ、見つけてね」
Photograph:TOMOHIRO TAKESHITA Styling & Model:KEI SHIRAHATA[LOVABLE] Hair & Make-up:MIKAKO KIKUCHI[TRON]