2月半ばのソウルって、リアルにどんな感じ?冬のソウル滞在記①韓国好きエディター杉山ゆりの【K–TALK♡】Vol.6
無人システム、資源の節約とリサイクル。
スピーディに進化するソウルの街
すっかり活気が戻り、どこも混雑してるほど大賑わいのソウル。でもその一方で、まったく人と接触しない無人システムも進んでいました。
↓こちらは弘大にある、ホテルL7にあるロッテリア。
入口でまずは手の消毒、その後モニターに주문(注文)と表示された機械でオーダー内容を入力していきます。最初の画面で日本語表記に切り替えられるので、初めてでも、ハングルが分からなくても問題なしです。そして注文したらそのまま会計画面へと進み、決済後に出てきたレシートを持って席で待機。注文したものが準備できたら、頭上モニターに番号が表示されるので、自分の番号を確認したらロッカーのようなボックスが並ぶピックアップ場所へ。
レシート上のバーコードを読み取ると、ボックス番号が表示されるので、そのボックスをノックすると扉が上へ開き、商品が受け取れます。最初から最後まで人と接することなくオートマティックに完結するのでノーストレス。レジでメニューを指さして「イゴ チュセヨ」と、ドギマギすることもないのです(笑)。
この無人システムは2021年12月から導入されたようで前回の渡韓時にはすでにあったことになりますが、今回初体験し、とても感動しました。ちなみに水のペットボトルはラベルレス、ドリンク類も使い捨てのペーパーカップやプラカップではなく、使用後に回収・再利用される多用途プラスチックカップで提供されるので、とてもエコ。多くの人が利用するファストフード店だからこそ、こういう環境への取り組みは大きな結果につながると思うし、とても重要だと思います。
2022年4月〜、韓国のカフェやファストフード店では使い捨てカップの店内使用が禁止され、テイクアウト用に提供される使い捨てカップにはデポジットが課せられるように。そうやって資源の節約とリサイクル促進がどんどん進む韓国。どんな分野に関しても新しいことに貪欲でポジティブな姿勢を持ち、スピーディに成し遂げていく力はただただスゴいな、と思います。変化に保守的な日本。昔ながらの手法やものを守ることも大切ですが『壊して→変える』ということではなく、いいことは果敢に、フレキシブルに取り入れていければいいな、と願うばかりです。
韓国に行くたび、至るところで進化とエネルギーを肌で感じます。次のソウル滞在記は、一歩足を踏み入れるとなかなか出られなくなってしまう楽しい雑貨店『ARTBOX』のこと、家族、友だち、そして自分へのお土産探しなど、オススメアイテムを挙げていきたいと思います。
それでは、あんにょん〜。
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