塩胡椒だけで美味! 家庭料理の名手・大庭英子先生の「丸ごとピーマンと鶏肉のオイル煮」レシピ
今が1年で最もおいしく、栄養価が高い、旬の夏野菜を主役にした料理をご紹介。野菜の魅力を存分に生かす調理法は、どれも手軽に実践できるものばかり! 滋養に富み、からだを癒やすメニューで、暑い夏を乗り切りましょう。
今日の一品は
「丸ごとピーマンと鶏肉のオイル煮」
多めの油で蒸し煮にしたピーマンが、驚くほど柔らかくて美味。塩、こしょうだけでシンプルに調味したオイル煮で、素材の味を堪能して。
(材料)2人分
ピーマン……6個(約300g)
鶏もも肉……1枚(約300g)
にんにく……2かけ
赤唐辛子……1本
オリーブ油……大さじ3
レモン……1/2個
A
塩、こしょう……各少々
B
塩……小さじ1/2〜2/3
粗びき黒こしょう……少々
(作り方)
① にんにくは縦半分に切り、包丁の腹で潰す。鶏肉は3cm四方に切り、Aをふる。
② フライパンにオリーブ油、にんにくを入れて弱火で熱し、香りが立ったら鶏肉を加えて中火にし、こんがりと色づくまで上下を返しながら焼く。
③ ❷にピーマンを手でにぎり潰しながら加え、赤唐辛子を加えて炒める。Bをふって炒め、ふたをして弱火にし、途中で上下を返しながら10分ほど蒸し煮にする。器に盛り、レモンを好みの大きさに切って添える。
ピーマンはへたや種を除かず、丸ごと使ってOK。手でギュッとにぎると、果肉が割れて中まで火が入りやすくなり、しっとり食感に。
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レシピを教えてくれたのは…大庭英子さん
料理研究家。手軽でおいしい家庭料理の名手。ゴッドハンドを持っているとまことしやかに言われている。近著は『家の和食はシンプルでいい』(学研プラス刊)。
cooking:EIKO OHBA / photograph:MIYUKI FUKUO / styling&text:HIROKO NAKADA
otona MUSE 2023年 8月号より