名店「和久傳」が手がける「丹」、若き料理人の「日本料理 研野」京都で【今行くべき注目の店】
京都で見つけた、美味しいもの。【今行くべき注目の店編】vol.1
「京都」と聞くだけで自然とウキウキしちゃう、そんな人は多いのではないでしょうか。歴史ある神社仏閣と美しい街並み、伝統工芸などと共に、新しいカルチャーも自然に溶け込んでいる魅力的な街。なかでも人を虜にしてやまないのが京都グルメ。繊細な味わいの割烹や京野菜をふんだんに使ったおばんざい、センスが光る多国籍料理におしゃれなスイーツまで、京都通に聞いた美味しいものをご紹介。京都で過ごす時間がもっと素敵なものになりますように―。
京都通が教える
今行くべき注目の店
名店が多く軒を連ねる京都。ゆっくりと落ち着いて、京都の“今”を楽しめる店をピックアップしました。食通たちを虜にする、とっておきの味をご堪能あれ。
丹
〈Washoku〉
友人宅のような寛ぎで本格和食を
白川畔に柳が揺れる風情を存分に取り込めるオープンな造り、そして中央に置かれた大きなダイニングテーブル。「友人の家に遊びに行くような気軽さを」と名店「和久傳」が手掛けるこちらは、テーブルの一角がキッチンに。厳選された肉と魚、和久傳発祥の地・丹後産の野菜などを、和久傳歴14年の料理長・山手陽介さんが目の前で調理。料理が出来上がっていく様を、寛いだ空気感のなかで眺めて、味わうことができる。店名の「丹」には、「小さな真心」という意味も。和久傳ならではの、心のこもったもてなしも味わいのひとつ。
夜のコースは¥11,000〜。写真はアラカルトより2品。
たん 住:京都市東山区三条通白川橋下ル五軒町106-13 ☎075-533-7744 営:朝食(水〜日)8:00〜と9:00〜の二部制、昼食12:00〜14:30(LO14:00)、夕食18:00〜22:00(LO21:00) 休:月(祝日の場合は翌日休み)ほか不定休※予約がベター、¥14,500以上のコースは要予約
※店舗データや金額などは、2023年11月時点の情報です。店休日に年末年始の記載は含まれていません。
photograph: KOAN KUBOTA, MASAKI HASHIMOTO, KATSUYUKI HATANAKA, TAKUMA HIDEHIRA, KOTARO MANABE, KOJI YAMAZAKI illustration: NAOHIGA text: AYUMI ICHINO, KANAKO MOTOORI, TOMOMI URIU [bhnomori], KAYO NAGAHAMA [bhnomori]
otona MUSE 2024年1月号より