小さめフライパンで一気に焼く!おうちで町中華の【天津飯】を美味しく作るコツ
定番の美味しさを家で堪能できる【絶品!町中華】vol.9
パラパラのチャーハン、野菜がシャッキシャキのホイコーロー、とろ~っとしたあんがたっぷりかかった天津飯に五目焼きそば……。食欲を刺激してやまない、王道のラインナップを自宅で作ってみませんか。素朴な町の中華屋さんの美味しさをそのまま楽しめるメニューは、必見!
〈町中華とは〉
安価でおいしい、ボリュームたっぷりの中華が食べられる、大衆的な「中華食堂」のこと。本格的な中国料理とは違い、どこの町にでもある、一人でさくっと入って食べられるような、気軽で親近感に溢れた魅力が近年注目を集めている。中華料理以外にも、カレーライスやオムライスなどのメニューが食べられるお店もあり、お店ごとに異なるメニューが味わえることも、楽しみのひとつ。昭和の時代に創業した古き良き懐かしさも感じられ、多くの人から愛されている。
「天津飯」
かに入りの贅沢な卵焼きと、甘酢あんが一体となり“飲む”ように食べられます。ひと口で虜になるはず!
材料(2人分)
温かいごはん…茶碗大2杯分
卵…4個
かに…100g
ねぎ…1/2本(40g)
塩…ひとつまみ
サラダ油…大さじ1と1/2
ごま油…少々
A
水…2/3カップ
鶏ガラスープの素…小さじ1
しょうゆ、酢、砂糖…各大さじ1と1/2
B
水…大さじ1
片栗粉…大さじ1/2
作り方
① かには粗くほぐし、ねぎは斜め薄切りにする。卵は割りほぐし、塩を加えて混ぜる。
② 直径20㎝のフライパンにサラダ油大さじ1/2を中火で熱し、ねぎを入れてしんなりとするまで炒める。かにを加えてさっと炒めたら、卵液に加えて混ぜ合わせる。器にごはんを盛る。
③ ②のフライパンにサラダ油大さじ1を足して強めの中火で熱し、卵液の半量を流し入れる。大きく混ぜ、形を丸く整えながら30秒ほど焼く。上下を返してさっと形を整え、ごはんにのせる。残りも同様に作る。
④ ③のフライパンをキレイにし、Aを入れて混ぜる。中火で熱し、煮立ったら混ぜ合わせたBを加えてとろみをつけ、ごま油を回し入れて③にかける。
cooking_ETSUKO ICHISE photograph_TAKESHI NOGUCHI styling text_HIROKO NAKADA
otona MUSE 2019年5月号より