日本のおにぎりをアメリカで広めたい! シカゴで「Onigiri KORORIN」を開業した日本人のストーリー
先日、KORORINを作っているキッチンがある施設を見学させていただきました。ここには大小合わせて61のキッチンがあり、この施設を運営するのが、勝山さんがビジネスを始めるにあたり起業について講義を受けた The Hatchery です。この日は3人の女性が具材を作ったり、おにぎりマシーンを駆使して包装していたり、手際よく作業をしていました。この施設はビジネスを始めたい人の支援だけではなく、地域の人々の雇用創出の場にもなっているそうです。
現在、Onigiri KORORINのスタッフは12人で、勝山さんの他に日本人はいません。「言語も文化も違うぶん、マネジメントする難しさはあるけれど、それぞれの強い個性を見極めて適材適所にはめれば、最強のチームになることを実感している」と勝山さんは話します。また、もともとおにぎりを知らない人たちが作るからこそ、アメリカ人のリアルなフィードバックをもらえることや、アメリカ人好みに作ってくれることがKORORINの強みだと言います。
text : WAKANA SHIBUSA