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【界 草津】“恋の病以外効く”名湯へ! 日本屈指の温泉街で過ごす2泊3日の極楽リトリート

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「恋の病以外効かぬ病はない」……!? そんな言い伝えがあるほど効能が高いとされ、日本を代表とする温泉地として古くから親しまれてきた群馬県・草津温泉。今回はその草津に2026年6月にオープンし、早くも話題の星野リゾートの温泉旅館「界 草津」へ取材に! 広大な敷地内でさまざまな体験がかない、温泉街の賑わいを心行くまで満喫できる新体験をレポートしていきます。 

湯治気分を味わいつつ草津の街の活気も味わうために【界 草津】は圧倒的に連泊がおすすめ!

柿渋染めののれんが風に揺れる、風情溢れるエントランス。

エントランスをくぐり、館内へと続くまっすぐな通路にもワクワク!

「界 草津」の客室は全94室。客室は緑あふれる庭に面し、解放感もたっぷり。

星野リゾートが全国に20以上の施設を展開する温泉旅館ブランドである「界」。「王道なのに、あたらしい」がテーマなだけあり、その土地土地の伝統や文化、季節の移ろいを生かしながら、現代風に絶妙にアレンジされた宿泊体験がかなうと大人気です。

 

今回うかがわせていただいた「界 草津」も、草津の古き良き魅力にたっぷりと触れながら、新たなワクワク体験がかなう場所でした。館内で過ごす時間はもちろんのこと、草津の活気あふれる温泉街の賑わいもじっくり堪能したいので、今回は1泊ではなく2泊のステイに。界では連泊プランも用意されているので、温泉や美食をじっくりと満喫しつつ、その土地の楽しみも味わう現代湯治体験がかないます!

 

今回は東京駅から新幹線に乗り軽井沢駅下車。軽井沢からレンタカーを借りて「界 草津」に向かいました。ちなみにJR関東の高速バス「上州ゆめぐり号」を利用すれば、東京・新宿から草津温泉までは直行でアクセス可能。公共交通機関でも新宿から乗り換えなしで行けるのは便利ですよね。

 

早速、「界 草津」でしかかなわない体験について、レポートしていきます。

レセプションスペース。養蚕が盛んだった群馬の文化にちなみ、館内には布を使ったさまざまな装飾が施されているのも印象的。

お土産コーナーには、群馬の伝統作業をモダンにアレンジした小物などの販売も。

【界 草津の魅力 その1】草津ならではの2つの源泉を館内で思う存分楽しめる!

内湯は3つの湯舟があり、泉質の異なる湯を湯温を変えて楽しめる。

自然湧出量日本一を誇る草津温泉。「界 草津」の大浴場には2つの酸性泉を引いているので、館内にいながら2つの泉質を楽しめるのが大きな魅力! 内湯は3つの浴槽にわかれ、草津最大の湧出量を誇る「万代鉱源泉」のあつ湯&ぬる湯、さらに希少な「西の河原源泉」から、気分に合わせて選んで楽しむことができます。

 

万代鉱源泉は強酸性なので、少しピリッとした感じがありながらもポカポカと体の芯から温まり、少し入っただけでも疲れが癒える心地よさが。一方、西の河原源泉は酸性ながらもまろやかで肌あたりがいいような泉質。ゆったり浸かるのにぴったり。

 

内湯の3つの湯舟と、自然と一体化するかのような心地よさに包まれる露天風呂とを行き来して、宿の大浴場だけでも「湯めぐり」を楽しめるってなかなかないですよね! ほかの「界」の施設に比べて、大浴場がより広々として「温泉といえば草津!」と古くから言われてきたプライドを感じました♪

格子窓がドラマティックな大浴場の内湯。

自然に囲まれた露天風呂は「万代鉱源泉」。

大浴場のある「湯小屋棟」へは庭の小道を抜けて……。

毎日開催の「温泉文化いろは」では、スタッフにより草津温泉の歴史や泉質などの解説が。草津温泉のことを知ることで、温泉に入る時間もさらに有意義に!

【界 草津の魅力 その2】自然に囲まれた静かな湯宿で「何もしない贅沢」も「唯一無二の体験」もかなう!

ご当地部屋「シルクアートの間」、露天風呂付き和室(定員2名)。

バルコニー部分に湯量たっぷりの露天風呂が。

開放感を意識して撮影しましたが、実際に入る際にはブラインドを下せるので安心です。

小上がりにベッドが配置され、ベッドサイドにも群馬ならではのテキスタイルアートが。

定員3名のスタンダードタイプの和室。こちらも「シルクアートの間」と呼ばれる「ご当地部屋」。

地域の文化に浸れるご当地部屋があるのが「界」の特徴。「界 草津」では国際的に活躍するテキスタイルデザイナー・須藤玲子さんがデザインを手掛ける布のアートで設えられた「シルクアートの間」が用意されています。これは、かつて養蚕が盛んだった群馬の歴史にちなみ、壁一面に圧巻の布のアートが施されたもの。織物の色彩のグラデーションで雄大な山並みを再現し、そこに絹糸を細かく刻んで温泉の湯けむりが立ち上がる草津の情景を表現しているのだそう。遠目から見ると絵画みたいなのですが、近くで見ると繊細な表情が楽しめ、窓の外の壮大な山景色と相まって、心安らぐ空間に。

 

草津といえば有名な「湯畑」の活気あふれる印象が強いですが、にぎやかな街とさほど離れていないのに、草津の豊かな自然美を堪能できて心の底から寛げる宿。温泉に入って癒され、部屋で語り合い、館内のレストランでご当地ならではの美食を楽しむ……。特別なことをしなくても、とことん癒されて、リチャージできて、スペシャルな思い出に刻まれる湯宿だと感じました!

体験地域の文化を体験できる「ご当地楽」では、「シルクを紡ぐ上州座繰り」にトライ!

本格的な機械を使い、お湯に浸された繭玉から糸を挽いていく。

自然に囲まれた静けさの中で、温泉に癒され、なにもしない贅沢、を味わいつつも、地域文化に触れる「ご当地楽」でオリジナリティあふれる体験がかなうのも「界」ならでは。

 

「界 草津」では養蚕・製糸・織物などの絹産業で栄えた染織産地である群馬県にちなみ「シルクを紡ぐ上州座繰り」の体験が「ご当地楽」として用意されています。QRコードで当日予約も可能、しかも無料で体験可能とのことで大人気の模様。木製の本格的な座繰り機を使い、繭から糸を挽き、できた糸でタッセルのキーホルダーを作ることができます。旅の思い出になる唯一無二の体験がかなうのも、「界 草津」の魅力のひとつ!

 

【界 草津の魅力 その3】まるで冒険みたい♪宿泊者専用トンネルをくぐって、スムーズに草津の街歩きを

「界 草津」の敷地内から草津の街をつなぐトンネルを利用できるのは、宿泊者だけの特権!

本館からは、ご当地楽棟や広大な庭を抜け……。

トンネルの入り口に向かうエレベーターがこの先に……。

トンネルを抜け、草津の街を10分ほど歩いた先に、あの有名な〝湯畑〟が!

「界 草津」のコンセプトは「トンネルがつなぐ木立の湯宿と温泉街」。最大の特徴は、宿泊者限定のトンネルがあることだそうで……実際に通ってみたら、そのトンネルが想定以上の圧巻のスケール! 約80mのひんやりとしたトンネルをくぐり、宿の裏側から草津の温泉街へとスムーズにアクセスすることができるんです。本館を出て徒歩約20分ほどで、草津のシンボルともいえる名所〝湯畑〟に到着。宿での非日常感を味わいつつも、活気あふれるローカルな街歩きも気軽に楽しめるって新感覚です!

 

星野リゾートの草津の温泉宿は20年も前から構想がありながらも、理想の形に仕立て上げるのにかなり時間がかかったそうで……。地盤が緩かったり、安全性を確保するために試行錯誤を繰り返し、一箇所だけ崩落の危険がなくトンネルを掘れる望みのある場所が見つかり、この壮大なトンネルが満を持して完成したそう。こんなにも大きなトンネルが敷地内にある宿は、日本ではここだけなのではないでしょうか⁉

 

「界 草津まちめぐりセット」(¥3,500)を利用し、さらに充実の街歩きが楽しめる! 風呂敷バッグを持ち浴衣を着て、街めぐりへ。

館内では「界 草津まちめぐりセット」を販売。草津で人気の3つの外湯に入浴できる「三湯めぐり手形」 に、界 草津スタッフおすすめのスポットを紹介する冊子「草津めぐりのすすめ」、さらに裏草津のカフェで利用できるドリンクチケットもセットに。界 草津に宿泊したからこそのスペシャルな街歩きプラン、活用しない手はありません! 

 

¥3,500、一見高いように感じますが、三湯めぐり手形だけでも価格は¥2,100、それに各所でのタオル引換券に、ドリンク1杯つきだから、実は価格的にバリュー感あります!

 

 

「界 草津まちめぐりセット」の「三湯めぐり手形」で入浴できる、湯畑から近い「御座之湯」。

タオル引換券でもらえるタオル。持ち帰りも可能!

こちらも「三湯めぐり手形」で入浴できる、日帰り温泉施設として人気の「大滝乃湯」。温泉の豊かな成分を水で薄めることなく、自然冷却して適温になるよう源泉が浴槽を順々に巡る「合わせ湯」はぜひ体験して!

「界 草津まちめぐりセット」のドリンクチケットは、湯畑から徒歩数分のところにある裏草津のカフェ「月の貌」でアルコールを含む好きなドリンクと引き換え可能。

草津の街めぐり中には手湯や足湯もところどころにありましたが、珍しい「顔湯」を発見。温泉の湯気は温浴効果で代謝を上げたり、美容効果も抜群だそうで♪

【界 草津の魅力 その4】「上州豊伝会席」で群馬ならではの味覚をたっぷりと味わえる!

「上州豊伝会席」は温泉の湯畑と湯もみをイメージした先付からスタート。

群馬ならではの食事をよりおいしく堪能したいので、地酒飲み比べセットもオーダー!

群馬名産の食材と群馬ならではの食文化が融合した多彩なメニューが揃う。

今回の取材では2泊させていただいたのですが、1泊めの夕飯は、ローカルの食文化を生かした「上州豊伝会席」をいただきました。先付は、草津の温泉と湯もみをイメージした器で供されるのがとってもユニーク!  中には花豆味噌とイノシシのリエットが入っており、湯をもむようにしいかり混ぜ合わせるのがポイント。「ご縁せんべい」にのせていただきます。じゅんさいと鱧を使った煮物椀に続き、見た目も美しい八寸とお造りは湯畑の形をイメージしたお盆にのかっていたり……。揚げ物はカラッと軽やかでレモン塩がアクセントに。鶏もも肉をホロホロになるまで炊いたスープで地の旨味を存分に楽しむ「上州常夜鍋」は、胃も心も満たす満足感が。〆は群馬ならではの水沢うどん、さらにデザートは繭玉ムース。

 

滋味あふれる味わいを堪能しながらも、プレゼンテーションにも草津ならではの楽しさがあるのが魅力的でした。

プライベート感が保たれた半個室で、自分たちのペースで食事できるのもうれしいポイント。

【界 草津の魅力 その5】連泊するなら「蕎麦割烹 SAI」での蕎麦会席の楽しみも!

からすみ蕎麦と、お酒が進む前菜からスタート。

出し巻き卵、サーモンのお造り、肉料理に、天ぷら、蕎麦、甘味まで、満足のボリューム感。肉料理は2種から、甘味は3種から、好みでチョイス可能。

「界 草津」には宿泊者以外の方の日帰り利用もできる食事処「蕎麦割烹 SAI」も。2日めの夕飯には「地粉生粉打ち蕎麦会席」をいただきました。自然の緑が美しく映える店内も居心地よく、地粉&生粉打ちにこだわった十割蕎麦がいただけるのが魅力のお店。ランチは単品の蕎麦もいただけますが、夕飯限定でいただけるのが「地粉生粉打ち蕎麦会席」。

 

お蕎麦はもちろんのこと、夏らしいとうもろこし餡の出し巻き卵、和牛サーロインのしゃぶしゃぶ蕎麦湯仕立て、そしてデザートの温泉卵プリンもおいしかった! 「蕎麦割烹 SAI」があるのは客室がある本館から外へ出て、点在する建物を横目に木々が生い茂る庭を歩き、トンネルをくぐった先にある隠れ家的立地。そのお忍び感も、なんだか粋な感じで楽しかったです♪

 

2泊する場合、一般的な温泉旅館だと食事が同じで飽きるかも⁉と心配になることもありますが、「界 草津」はふたつの食事処があり、欲張りに両方堪能する楽しみも。もちろん1泊のときでも、蕎麦割烹 SAIを利用することが可能。量も多すぎず程よかったので、親との旅行にもぴったりだと感じました。

【界 草津の魅力 その6】心身ともにリチャージできる朝活も大充実!

早起きして部屋の窓の外を見たら……朝焼けの美しいグラデーションに出合えました♡

現代湯治体操「草津白根山体操」で朝からストレッチして、しっかり整う!

朝はちょっと早起きして、6:30からテラスで行われるプログラム、現代湯治体操「草津白根山体操」に参加してきました。山や温泉を意識し全身を大きく使うオリジナルのストレッチのような体操は、全身の血流がアップして朝のしゃっきとした目覚めをサポートしてくれます。めぐりが整ったところで、「三湯めぐり手形」の残りひとつの温泉まで朝散歩へ!

湯けむりが立ち込める小道を歩いて「西の河原露天風呂」へ。この日は雨が降っていましたが、雨の草津も風情あり!

「西の河原露天風呂」は木々に囲まれ、かなりの広さがある露天風呂。

3つの草津を代表とする外湯をコンプリート!

宿に戻って朝食を。2日めの朝は「こしね汁」をはじめとした、群馬の食材を取り入れた和の朝食膳。

3日めの朝は、洋食をチョイス。

朝食はご当地の恵みを存分にいただく和食膳がメインですが、希望により洋食もチョイス可能。今回は2泊だったので、3日めの朝には洋食にトライしてみました。和のほっこり身に染みるおいしさも捨てがたいのですが、洋食も熱々の「おでんポトフ」もユニークかつ野菜もたっぷりでバランス抜群。朝のはじまりに、運動して、澄んだおいしい空気をたくさん吸って、温泉でさらにめぐりを上げ、ご当地ならではの美食をいただいて……120%リチャージできるかのような朝活がかなうのも、界 草津の特筆すべき魅力です!

滞在中、自由気ままに利用できる「暖炉ラウンジ」には、ゆったりとした時間が流れる。

「暖炉ラウンジ」には湯上がりにおすすめのお茶をはじめ、多彩なドリンクの用意も。

緑あふれる景色を見ながらくつろげる席も。滞在中、ここでの仕事がものすごくはかどりました(笑)!

滞在中何度も利用できる「暖炉ラウンジ」では、火のパチパチとした音を聞きながら、思い思いの時間を過ごせます。朝食後にコーヒーを飲みに来たり、湯上がりの水分補給に、歓談したり、仕事したり、読書したり……自分のペースでくつろぎのひとときを過ごせるスペースがあるのも粋な計らい。

 

実は草津は日帰り温泉にしか来たことがなかったのですが……「界 草津」は草津に滞在する楽しさや魅力を改めて、教えてくれる宿でした! 草津は観光スポットがぎゅっとしていて、街歩きも楽しいし、女子旅、カップル旅のみならず、宿の中だけでも欲張りかつ充実の時間が過ごせるのでゆっくり過ごしたい親子旅にもぴったり。ぜひ次のご褒美デスティネーションとして、チェックしてみてくださいね!

 

協力/界 草津

 

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  • 「暖炉ラウンジ」には湯上がりにおすすめのお茶をはじめ、多彩なドリンクの用意も。
  • 緑あふれる景色を見ながらくつろげる席も。滞在中、ここでの仕事がものすごくはかどりました(笑)!

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text:NORIKO MONJI

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WRITER

学生時代に女性ファッション誌のアシスタントとして雑誌作りのキャリアをスタート。フリーランスエディター&ライターとして、美容、旅、食、レシピ監修まで手掛ける。強靭な胃腸&体力をもち、国内外を貪欲に旅する弾丸トラベライターとしても活動中。とくに台湾を愛し、訪台歴は60回以上。台湾の充実の食ガイド『台北エリア別満喫旅 食べまくり!』をはじめ、著書4冊。

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