時間も体力も限りがある。何を削る? 40歳、母になった浅見れいなが体験した、削ぎ落とす楽しさ
とはいえ、「まだシャネルのバッグは持てない」と笑う。同時に、「いつか似合う人になれたらいいな」と期待しながら。もの選びひとつにしても、自分軸を貫く。
「誰かにおしゃれだと思われたいとか、そんな見栄なんて張ってる暇がないですしね。もの選びの軸はあくまで自分。でも、バッグや時計、靴などは、いつか娘が身に着けてくれたらいいなと頭の片隅にありながら選んでいるかもしれない。そうやって先を見据えると、クローゼットの中はやっぱり少数精鋭になっていきます。不思議ですよね、昔は、欲しい、欲しいばかりだったのに。今では、いかに手放すかを考えている」
※素材の略号:SS=ステンレススチール、K18=18金、WG=ホワイトゴールド、DIA=ダイヤモンド、SV=シルバー
photograph:TAKAO SAKAI[aosora] styling:CHIAKI FURUTA hair & make-up:MIFUNE model:REINA ASAMI interview:HAZUKI NAGAMINE
otona MUSE 2023年11月号より