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時間も体力も限りがある。何を削る? 40歳、母になった浅見れいなが体験した、削ぎ落とす楽しさ

人差し指のリング〈キャトル〉[K18WG×DIA×ホワイトセラミック]¥1,452,000、中指のリング〈キャトル〉[ K18WG×DIA]¥1,148,400、薬指のリング〈キャトル〉[K18YG×K18PG×K18WG×ブラウンPVD×DIA]¥1,029,600、イヤリング〈セルパンボエム〉[K18WG×DIA]¥1,056,000、(全てブシュロン/ブシュロン クライアントサービス)、ベスト¥203,500、パンツ¥236,500(共にフェンディ/フェンディ ジャパン)

【40th Anniv.】浅見れいな、40歳のウィッシュリスト vol.2

理想のヘルシービューティ、我らが浅見れいなさんが40歳になりました。おめでとう!  40年の歩みと共に、2児の母となった今のリアルな心境を語ってもらいました。

【vol.1】はこちら

「結婚して、子どもが生まれた当初は、変わらずに仕事を続けられる夫がすごく羨ましかった。オファーをいただいた仕事も断らなくていいし、自由に見えていたんです。葛藤がなかったといったら嘘になるけど、守らなきゃいけない大事な命が目の前にあるわけで、時間も体力も限りがあるので取捨選択して、何かしらを削っていかなきゃならなかった。でも、どんどん削ぎ落としていくと、むしろ心地よくなっていったんです」

 

 その心境が分かりやすく反映されたのが、ファッション。

 

「もともとベーシックが好きだったけれど、もっとベーシックに。40歳になった今は、それを素敵に着こなせるような人でありたいと思っています。今回の企画でも、アニバーサリーらしくカラードレスを着る案もいただいたんですが、やっぱりそれは自分らしくないよねって。今回のスタイリングは、どのメゾンにしても削ぎ落とされた中に凛とした個性が宿っていて、心を掴まれます。改めて、自分の好きなものや個性に立ち返るような時間でもありました。昔から攻めるタイプじゃなくて、ベーシックで上質なものを永く愛したいタイプ。でも、若いときは質のいいコートやバッグが自分の身の丈に合っていない気がして、身に着けるのが恥ずかしかったんですよね。でも、ある程度年齢を重ねると、年齢が説得力になって背中を押してくれるようになる。それこそ40歳になってよかったことのひとつ」

ジャケット¥525,800、パンツ¥145,200、シューズ¥103,400(全てジル サンダー バイ ルーシー アンド ルーク・メイヤー/ジルサンダージャパン)

ジャケット¥525,800、パンツ¥145,200、シューズ¥103,400(全てジル サンダー バイ ルーシー アンド ルーク・メイヤー/ジルサンダージャパン)

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※素材の略号:SS=ステンレススチール、K18=18金、WG=ホワイトゴールド、DIA=ダイヤモンド、SV=シルバー

photograph:TAKAO SAKAI[aosora] styling:CHIAKI FURUTA hair & make-up:MIFUNE model:REINA ASAMI interview:HAZUKI NAGAMINE

otona MUSE 2023年11月号より

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